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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第105章 *足跡ビーチ(エースの夢)*





その言葉にエースのこめかみがピクリと動き、途端に周りの温度が下がり始めていく。静かな怒りのような低音がその口から静かに漏れる


エース『つーかさ..横から口挟んできて偉そうにしてるけど、お前こそなんなわけ?大して親しくもないくせに誘われたからって、のこのこバカンスについてくるとか..一番空気読めてないの、お前じゃん』


セベク『なんだと?僕だって来たくて来たわけではないぞ!魔法領域を解除し現実に戻るためには、若様と戦う他に道はない。そのためには少しでも多くの戦力が必要だとイデア先輩が言うから..仕方なく貴様を起こしに来てやったのだ!』





エース『ふーん。あっそう。じゃあ聞くけど..お前らが言うようにこれが本当に夢だとして、なんか問題ある?』



『『『えっ?』』』




エース『だってそうだろ。全員で進級できて、ユウも元の世界とこっちを気軽に行き来できるようになって..レイラも悪い奴らに狙われることなく自由に生きていける。なんか不都合あるの?』


セベク『あ、あるに決まっているだろう!夢の中で得たまやかしの成功など、何の意味もない!』


エース『なんで何の意味もないって言いきれんの?人生終わるまでずーっと夢の中で暮らせるなら、まやかしはまやかしじゃなくなる。違う?』


セベク『だが今ここで若様をお止めしなければ、魔法領域は徐々に拡大し続け..全世界を呑み込むかもしれないんだぞ!?』


エース『それの何がまずいわけ?お前の言うように、もしツイステッドワンダーランド全てがマレウス先輩の魔法領域ってのに呑み込まれたら..世界中の人間が夢の中で暮らすわけでしょ。

それって、現実とどう違うの?キツい思いをしないで楽しく生きられるなら、そっちの方がいいって人だって沢山いるでしょ』


セベク『夢の中で遊惰な生活に耽るなど、許されるはずがない!それに..このままでは若様は現実世界でたったお1人、その長い寿命が尽きるまで孤独に夢を紡ぎ続けることになる』



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