第104章 *法廷アライバル(ケイトの夢)*
デュース『ううっ、首が締まって苦し....』
グリム『..く、ねぇんだゾ!?』
デュース『あれ?首がはねられてない!?』
何度も体験して知っている、全身から魔力が抜け首が締め付けられるの苦しみに耐えようと体が強ばる。しかし、訪れるはずの衝撃も感覚もなく、恐る恐る目を開けて自身の首元を触るが、そこにはめられているはずの首枷はなかった
『...ぅぅ...ん、あれ..?』
デュースの声に耐えるように身構えたままのレイラもゆっくりと目を開けると、何故か目の前は暗く温かいものに包まれていた
『?この匂い....ケイ、さん?』
ケイトC『はーい♪けーくんだよ。怪我はない?レイラちゃん』
柔らかな声色に見上げるとニコリと優しく微笑むケイトの首には、リドルのユニーク魔法の首枷がガッチリとはめられていた
『なんで..あの、え、でも貴方は..』
ケイトC『うん、分かってるよ。でもダイジョーブ♪ここはオレくんに任せて。ね?』
『...ん。ありがと、ケイさんの魔法さん』
その言葉に小さく微笑むと、レイラの頭をサラリと撫でてケイトの分身は光の粒となり消滅していった
ケイトA『残念でした♪』
ケイトB『ハッズレ〜!』
一方、デュースとグリムも同じくケイトのユニーク魔法の分身が庇ったおかげで首枷をはめられることなかった
目の前で消えていった分身たちの先では、ペンを構えた本物がすっかり覚醒し光を取り戻した瞳で安堵のため息を軽く吐いていた
ケイト『ふぅ..危機一髪!大丈夫?デュースちゃん、グリムちゃん、レイラちゃん』