第104章 *法廷アライバル(ケイトの夢)*
デュースも好物のエッグタルトに食いつき、全体がゆるんだ雰囲気に包まれる。そんな中でも、疑いの目を崩すことなく輪から外れ様子を見ていたレオナたちは、雰囲気に呑まれていく周りに静かに眉間にしわを寄せる
レオナ『おい、お前らいい加減に..』
ケイト『レオナくん』
さすがにこれ以上呑まれるのはまずいと判断し止めにかかろとすると、妖しい笑みを浮かべたケイトがズイッと割って入り顔を近づける
突然目の前に現れたことに驚きすぐさま距離を取り威嚇するように睨みつける。しかし、ケイトはさして気にした様子もなくニコニコと笑みを崩さない
ケイト『怖い顔してどうしたの?お茶を飲みに来たんでしょ。薔薇の王国の伝統的な紅茶、輝石の国のフレーバーティー、熱砂の国のスパイスティー。瓶に入った不思議なジュースはどう?一口ごとに味が変わって楽しいよ』
レオナ『誰が飲むか、そんな怪しいジュース..おい、無理やり飲ませようとするな!』
ケイト『言ったでしょ?ハーツラビュルでノリ悪いのは法律違反!さあ、レオナくん。首をはねられたくないなら、この瓶の中身をグビっと一気に...』
ビーッ!パリーン!
『『『『!!!!!』』』』
けたたましい警告音が鳴り響き、次の瞬間にはケイトの持っていた謎の瓶がレーザーによって撃ち抜かれ、音を立てて割れ落ちた
その音に全員がハッとしてレーザーの主を見ると、胸に2撃目を構えたオルトがムッと睨みつけていた
オルト『美味しいもので誑かそうとしても、僕はそうはいかないよ。みんな、流されちゃだめ!この霊素反応は、間違いない...闇だ!』
セベク『なにっ!貴様ら、僕たちを騙して眠りに誘おうとしていたのか!?』
トレイ?『騙すだって?何を言うんだ。このおめでたい"なんでもない日"に』
リドル?『なんて失礼な子たちだろうね。とんでもないことだよ!』
ケイト『みんな楽しくないことを考えるの、やめよーよ。毎日が誕生日パーティーみたいに、面白おかしくワイワイ過ごせたらそれでいーじゃん?』
そう言うとトレイとリドル、そして何故か夢の主であるはずのケイトさえも闇に染まり、黒く潰れた姿へと変化した。今までにない事態に困惑していると、いつの間にか四方を闇の波に囲まれていた