第104章 *法廷アライバル(ケイトの夢)*
尊敬する先輩たちが他人を利用してのし上がってきたなどありえない。そう断言したいのに、心の奥ではどこか完全には言い切れない妙な歯切れの悪さに口がもごついていく
ユウ『そこではっきり出来ない時点でだめじゃんね』
『でも、確かに2人はいつも優しいよ。だから、デュースの言いたいことはすごく分かる』
イデア『誠実で優しい〜?ひひっ、デュース氏もヒロイン氏もな〜んか忘れてない?ケイト氏もトレイ氏もナイトレイブンカレッジに3年在学、しかも激動のハーツラビュルの生き残り。どう考えても計算高いし、抜け目ないでしょ』
レオナ『ああ、まったくだな。ニコニコした面の皮の下では、何考えてるかわからねぇ。俺ならあいつらを参謀役には選ばないぜ』
デュース『...』
『..あの人たちにも、私の全然知らないところがあるのかな..』
シルバー『やはり、そういう一面を知るのは怖いのか?』
『....少し』
普段からどこか裏がありそうな2人だなとはなんとなく勘づいていたが、その裏に秘められているものが何なのかは全く分からない。それを知ることになるのだろうかと思うと心の奥底から恐れが湧き上がり、覆い隠すようにシルバーの体に更に強く抱きついた
シルバー『レイラ..』
ケイト『ちょっとちょっと〜、レオナくんたち。法廷の端っこに固まって、なーに内緒話してんの?』
『『『!!!』』』
暗い雰囲気を壊すように、先程まで話題の中心だったケイト本人が後ろにトレイたちを引き連れこちらへと近づいてきた
ケイト『ハーツラビュルではノリ悪いのは法律違反!首をはねちゃうぞ〜、なんちゃって!』
トレイ?『なんだ。みんな全然食事や飲み物に手をつけていないじゃないか。タルトも、キッシュも、なんでもあるぞ。アイシングクッキーもある。箱の中にたくさん入ってるから、好きなだけ食べてくれ』
リドル?『ティーポットにはたっぷりお茶も淹れてあるよ。飲んでおゆき』