第104章 *法廷アライバル(ケイトの夢)*
デュース『う..でも、僕たちが入学した時は、それはそれで異常な状態だったんだよ。ハートの女王の法律を遵守しすぎて、寮生たちのストレスや緊張感が半端なかった』
グリム『フラミンゴの餌やりをピンクの服でやれとか、なんでもない日のパーティーにマロンタルトはだめとか..わけわかんねーことばっかの法律な』
ユウ『あとポットにはネズミ突っ込んどくとか、何曜日にこのご飯食べちゃだめとか、必要性ゼロの法律とか何個もあったよ』
『そういうのがいっぱいあったの。全部で、えっと..』
デュース『810条だ。法律違反をすると、即寮長に首をはねられる』
グリム『みんなして暴君リドルにビクビクペコペコしてたんだゾ』
今はもう懐かしい、去年の入学早々に起こったハーツラビュルの事件を思い出し、あまりにも大変だった記憶に4人はげっそりと顔色を暗くさせた
オルト『カオスな無法地帯か、マッドな法治国家か..両極端すぎるね』
イデア『究極の2択すぎん?どっちも嫌なんだが..』
レオナ『これは俺の勝手な推測だが..トレイやケイトは、本当はリドルを上手く"使う"気だったのかもな』
シルバー『使う..?』
レオナ『右も左もわからねぇ幼い王を担ぎ上げて、旧体制を打倒して革命を起こす。そして自分たちが摂政や相談役となって王を操り、自分たちの理想の国を作り上げる..よくある話だろ?』
『んむぅ、難しい..』
レオナ『まず、自分たちよりも強いリドルに前寮長を倒させ寮長にする。だが入学したてのリドルは学校のことも寮のことも何1つ知らない。その上、1年が寮長になったことで買った恨みも相まってリドルは孤立する』
『ん』
レオナ『そんなあいつを自分たちが支えることで、リドルからの信頼を得て頼られる。すると、自分たちの考えがリドルを通して寮長の考えとして寮全体に浸透し、結果的に自分たちの思うままの寮になるってことだ。分かったか?』
『ん、なんとなく分かった。でもそれってケイさんたちは、自分たちのためにリドルさんを利用してたってこと?』
デュース『ダイヤモンド先輩やクローバー先輩はそんなことしねぇ!たまに意地の悪いことを言ったりもするけど..誠実で優しい先輩だ!
..と、思う。多分..』