第104章 *法廷アライバル(ケイトの夢)*
ユウ『は?』
『え』
グリム『ふなっ!?おい、なんでオレ様とこいつらを引っ張るんだゾ!』
デュース『お前たち、証人役をやってくれ』
グリム『オレ様たち、何も知らねぇのに!?』
デュース『僕だってわけがわからないんだ。テキトーに話を合わせてくれればいいから!』
グリム『やなんだゾ!どうしてオレ様たちが..ふぐぐ〜〜!』
デュース『こら、グリム!法廷のカーペットに爪を立てるな』
一度振り払い逃げ出すも腰を抱えられたグリムは、何が何でも行きたくないとカーペットにしがみつく。引っ張るたびにバリバリ音を立てて小さな爪痕が引かれていくのに焦ると、デュースはすぐに爪をカーペットから離させると、小脇にひょいと抱え歩き出した
デュース『2人も頼む。首を跳ねられたくないだろ。ほら、行くぞ!』
ユウ『え〜...仕方ないな』
『なにお話すればいいのかな?私たち、あの人のことも、したことも知らないし』
ユウ『素直に言うしかないかなあ?』
トレイ?『お、最初の証人はグリムとユウとレイラか。この事件について、何か知っていることは?』
ユウ『なーんも知りません』
『私もおんなじ』
ケイト『え〜。本当に何も知らないの?』
グリム『知らねぇったら、知らねぇんだゾ!!』
半ばヤケクソで叫んだグリムの答えに突然周りがざわざわと騒ぎ始める。証言にもならないあまりにも話にならない答えにざわついているのかと思ったその時、ケイトはとんでもないことを聞いたように小さく身を震わせた
ケイト『やば..これ、マジで重要な証言でしょ!陪審員のみんな、メモっといて』
その言葉に寮生たちが一斉にスマホで"何も知らない"という文を書き込み始める。なんの有益な情報でもない言葉を必死に書き取る様子に、グリムたちは更にわけが分からないまま証人席から降ろされた
ユウ『いやなんで今のメモってんの?』
『そんなに大事、だったのかな?』