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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第94章 *夢幻ナビゲート(ヴィルの夢)*





こそりと語るシルバーのオーロラの瞳がセベクとレイラを映す。身内が自分以外と友好的になっていることに嬉しさは感じる一方、二人が親密になればなるほど、胸の奥に燻る謎の炎が強くなっていくのも感じていた


グリム『(オメーも一緒じゃねぇか..やれやれなんだゾ)』


二人を切なげ目で見つめるシルバーを、呆れ混じりにため息を吐いて皿に残ったハムを口に放り込んだ







オルト『みんな、盛り上がってるみたいだね』


エペル『おかえりオルトクン。みんなが食事をしている間に、行きたい店があるって言ってたけど..どこに行ってたの?』


オルト『本屋さんだよ。さすがは映画産業で栄える美粧の街..というより、ヴィルさんのイマジネーションで作られた街。イマジネーション強度がすごいね。様々な情報が詳細に掲載された雑誌が豊富に揃ってた』


ルーク『やや!オルト君が手にしているのは..若手アクター情報マガジン、プリンス✩ファンと映画情報誌、月刊シネマフリークだね。どちらも表紙や巻頭特集にヴィルが取り上げられている』


オルト『うん。ざっと内容に目を通したけど、どうやらこの夢の中でのヴィル・シェーンハイトさんは..子役時代からたくさんの舞台や映画の主演に抜擢されているみたい.."ライバル役"じゃなくてね』


バサッと広げられた雑誌を全員で覗き込むと、そこに書かれてあったのは、ヴィルが数々の映画・舞台の主役を努め、その栄誉が今年のダイヤモンドムービー賞にノミネートされたというものだった


映画などに精通しているルーク曰く、ダイヤモンドムービー賞は、優れた作品そしてキャストやスタッフを表彰するために作られた映画賞であり、表彰式はこの街のクインズ・パレスで行われる


今や世界最高峰の映画賞とも言われるこの賞で最も注目度の高い主演賞は、現実の世界ではネージュが14歳のときに得ていた





エペル『現実では、ネージュが受賞した..』


シルバー『だが、先ほど見た彼は役者ではないようだった』


セベク『あの人間、まるで従順な召使いのように振る舞っていたが..全てはヴィル先輩を幸せな夢に耽らせるための策略、ということか』


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