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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第87章 *懐刀インパクト*





『なぁに?』


少しだけ顔を横に上げると、リリアは顔を近づけ垂れ下がる耳元に口を近づけた


リリア『俺は、好きでもねぇやつにここまで話を聞いたりしねぇし、こういうこともしねぇ』


『んっ..な、なに..?』


掠めた吐息に身を震わせ顔を上げると、いつの間にか正面に移動していたリリアが手を伸ばし、背後の大木にトンと片手を突いた


自然と縮まる距離に戸惑いを隠せないでいると、段々とリリアの顔が近づいてきた


『リ、リィ、さ..』


リリア『よく見ると可愛い顔してんな、お前』


『へ?..ぁ、えと..』


コツンと額が合わさり、とろりと甘い色を滲ませた似た色の瞳が互いを映し一層深みを増す。渦巻く熱が二人の瞳を揺らし、緊張と期待に高鳴る鼓動が胸を打つ




あと数センチで唇が合わさる




甘い期待に静かに目を閉じ、その時を待っていると...

































ギュッ!


『むぎゃっ!!』


突然、鼻から伝わる痛みに目を開くと、ニヤニヤ笑うリリアに鼻を摘まれていた


リリア『はははっ!!なんだよその声。にしてもなんとも間抜けなツラだな!』


『は、はなひてぇ〜!』


摘む手を掴み必死に抵抗するとあっさり離され、ヒリヒリ痛む鼻を擦りながら睨みつける


当の本人は今だに笑いながら、悪びれる様子もなくもう一度隣に腰掛けた


リリア『あ〜笑った笑った。そんな簡単に身を委ねてんじゃねーよバカ。俺が相手で良かったな』


『むぅ..リィさんの意地悪』


リリア『嫌いになったか?』


『なってない』


リリア『そうかよ』


嫌われていないことに嬉しそうにしながら、突然なんの許可も取らずにその場に寝転がると、足を伸ばして座るレイラの太腿に頭を乗せた



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