• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第87章 *懐刀インパクト*







『..お昼寝する?』


リリア『ああ。少し経ったら起こせ』


『ん、分かった』


おやすみ、と長い髪を労るように優しく撫でる。その感触に心地よさを感じながら、リリアはそっと目を閉じた


『(少しってどのくらいだろ?時計ないから分かんない)』


リリア『(..いい匂いだな..)』



結局、リリアを探しに来た近衛兵たちに見つかるまで、その時間はずっと続いた





















だが近衛兵たちが来る前からそれを見ていた鋭い燐光は、憎悪と畏れの鋭い眼差しで奥歯をギリッと食いしばった








ーーーーーーーーーーーーーーーー






暫しの休息を経て進軍を再開する一団

道中、行方不明になった調査団の団長である妖精と再会し、他の団員が使っていた魔石器と傷を癒す魔法薬を受け取ると、互いの無事を願いながらその場を後にした


更に歩くこと数時間、普段険しい山道を歩かないユウたちは勿論のこと、自国の山とはいえ舗装もまだ整っていない足場の悪い道のりに、段々と覇気がなくなってきていた


ユウ『はぁ、はぁ、そこそこキツい..』


『ふぅ..ユウ、頑張れ』


シルバー『ユウ、大丈夫か?だいぶ疲れた顔をしている』


グリム『ふなぁ、オレ様もヘトヘトなんだぞ..』


セベク『ふん、鍛え方が足りん!』


シルバー『だが、他の者にも疲れが見える。ヴァンルージュ殿に休息を進言しよう』


頬に伝う汗をグッと手の甲で拭うと、最前線のリリアの元へと歩くスピードを速めようとしたその時、








ヒュゥゥゥ..











シルバー『っ、 危ないっ!』


グリム『ふなっ!』


セベク『レイラ、ユウ、こっちだ!』


『ひゃっ!!』


ユウ『ぐえっ!』




ドォォォン!!




進行方向からの突然の投擲攻撃に、シルバーとセベクはそれぞれの手を取って回避した


投擲物が地にぶつかり砂埃を巻き上げる。その砂埃を縫って現れたのは、いつも以上に人数が増えた鉄の者たちだった


/ 2235ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp