第1章 君の中に墜ちる
それでもお互いの身体を貪るように抱き締め合って、熱を分け合って、唇を寄せて…
一番奥がひくひく震えて、自分の意思とは関係なく腰がいやらしく揺れる。堪らず大倶利伽羅の逞しい背中に腕を回すけど力が入らなかった。
彼と重なった全てが、繋がっているそこが焼けるように熱くて仕方がなくて、甘い快楽に沈められながらも何故だか切なくて泣きたくなった。
「くりからっ…あぁっ…──!」
「…─ッ」
私が達した後、大倶利伽羅は何かに耐えるように呻き、一際強く腰を打ち付けた。何度かそれを繰り返し彼の動きが止まったところで、膣内に熱いものが放たれる感覚が広がって、大倶利伽羅も達したのだと分かった。
私のナカに全て注いだ後暫くして、彼はゆっくりと上体を起こして離れ、私を覗き込み、まるで心配しているかのようにするりと頬を撫でた。思わず目を瞑り、その手に甘えるように頬を寄せてしまう。
大倶利伽羅の熱っぽく蕩けたような、普段絶対見せないような色っぽい表情に心がざわざわする。
「…平気か」
「う、…ん、…だいじょ、ぶ…」
「そうか、そのまま休んでいろ」
もともと体調が思わしくなかったのもあり、怠くて仕方がなく動けない。ぐったりしていたら私の体の上にそっと布団を被せてくれた。
素肌に被さる布団の感触が心地よくて段々と意識が遠のいていく中、大きな手が私の頭を撫でてくれた感触はきっと気のせいじゃない…
大倶利伽羅はどこまでも優しかった――