刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第37章 修行
もしやこれは…私が平手打ちしてしまった時と同じ状況では?と内心ギョッとしながら様子を伺っていると、亀甲さんから吐かれた言葉は予想通りの言葉で。
「最高だよ…ぼくにとっては主が一番だけど、君も…はぁ、もう一度、もう一度ぼくを蹴ってくれないか!!それが無理ならぼくを縛って、」
「断る、そんな趣味はない」
亀甲さんが全てを言い終わる前に、大倶利伽羅さんはピクリと眉を上げながら冷たくいい放つ。
岩融さんは「ガッハッハッハ!残念だったな!亀甲、ここは引き下がって俺と飲もうぞ!」とひょいっと亀甲さんを担ぎ上げ三条の刀が集まる輪の中に消えて行った。
石切丸さんの向こうに一瞬見えた三日月さんの目が笑っていなかったのは見なかったことにしよう、と思っていたのだが…
「亀甲貞宗とやら、今までは主が手を出すなと言うから仕方なく我慢しておったのだが…いい加減戯れもほどほどにしておかねばならぬなあ。そうでないと…分かるな」と三日月さんの静かな声。
青ざめる亀甲さんをハラハラしながら見守っていたけど、もう一度三日月さんを見たときにはもういつもの落ち着いたような笑顔に戻っていた。
大倶利伽羅さんは光忠の拘束を抜け私の方を振り返った後、じり…と距離を詰めてくる。