刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第37章 修行
「私も準備するっ」
光忠達の言葉に恥ずかしくなって立ち上がろうとすると、面白い程に足に力が入らず倒れこんでしまい慌てた様子の大倶利伽羅さんに支えられた。
足の付け根が痛いし、腰も痛い。こんなのは初めてだ。
「これは驚きだな伽羅坊!まあ、予想通りと言えば予想通りだが…」
「伽羅ちゃん…ちゃんと責任取ってね。主ちゃんのこと頼んだよ?」
「ち、言われなくともわかっている」
「伽羅、立てない程って…こっちまで恥ずかしくなるぜ…」
「うるさい」
「や、やだ…」
見られている上に原因まで悟られている事に居たたまれなくなりガバッと布団を頭から被ると、「すまない…」と再度申し訳なさそうな声が微かに耳に届いた。
とてつもなく恥ずかしいけど…
でも…
私の体が大倶利伽羅さんの神気で満たされている…
いつもならわからないのに今回に限ってはなんとなくだけど、自分の身体の中に彼の気配がするような、心地良いような不思議な感じがした。
大倶利伽羅さんの想いの深さが感じられるような温かい感覚に嬉しさが込み上げてきて、光忠達が心配してくれているにも関わらず布団の中で頬が緩んでしまった。
それから大倶利伽羅さんに支えて貰いながら洗面所にいき、鏡に映った自分の姿を二度見した。
「え?えええええ???」