刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第37章 修行
なんだそれは…
聞いたことのない横文字に顔をしかめるが、必死な様子の彼女を、ましてや好いた女を邪険になんて出来る筈がなかった。
その後は…この様だ。
どうにも抑えが利かなかった。彼女に纏わりつく神気を早く消したくて、あんたは俺のものだと確かめたくて…
どちらともわからない体液と汗でぐちゃぐちゃになり、くたりと力なく横たわる愛しい相手。
紅潮した肌に張り付いている髪の毛を優しく払い、その額に口付ける。
「すまなかった…」
ボソリと呟いた言葉は静寂に吸い込まれていった───
「よ、伽羅坊!早いな!主とは仲直り出来たのか?」
早朝に一度目が覚めた彼女をまた寝かせてから、頭を冷やそうと鍛練場に向かった途中で国永と会った。
「ああ…」
「そうかそうか、安心した。昨晩の剣幕には流石に俺も驚いたからな。まだ仲直り出来ていないのなら俺が一役買ってやろうと思っていたんだが」
「…余計なお世話だ」
「はははっ余計なお世話か。こりゃお熱いな」
…
…
そろそろ時間か…
一心不乱に木刀を振りかざし鍛練をしていると、いつの間にか連中が起きたのか回りの空気がざわついている。