刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第37章 修行
大倶利伽羅さんが…
彼が好き過ぎて、胸が苦しい…
「流石に消えているな」
首筋を撫でながら大倶利伽羅さんがぽつりと呟き、次の瞬間首筋にぢゅうっと力強く吸われ痛みが走った。
修行に行く前夜に散々吸われた場所に同じようにまた痕を残されている。何度も吸われ最後に首筋にちゅ、と軽く口付けされた後、先ほど優しく私の唇に触れただけの彼の唇はすぐに戻ってきてまた塞がれた。
「…は…、伽羅……ん、好、き…」
「ああ…俺もだ…」
重なった唇から熱い吐息が流れ込んできて、引き寄せられるように大倶利伽羅さんの胸にもたれ掛かかる。
気付いたときには無意識に唇を開かされ、彼の舌を受け入れていた。
「んっ……ふ…」
唇の隙間から声にならない息が漏れ出て、蕩けるようなリップ音と舌が絡み合う水音が静かな部屋に響く。
深く深く絡み合う粘膜と混じりあう吐息すら火傷しそうなほどに熱い。
「やっとあんたを抱ける…」
頬を優しく包まれて、熱を孕んだ金の瞳が私の瞳を捉えた。
「3年…3年だ……ずっと会いたかった。修行に行っている間もあんたの事を忘れた事はなかった」
こっちの体感とは違って大倶利伽羅さんは3年も修行を積んでいた。吃驚して思わず「そんなに」と声をあげると大倶利伽羅さんは無言で私を見つめる。