刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第34章 神気
大倶利伽羅さんと目が合って、ついついふにゃりと顔が綻んでしまったら彼女に脇腹をつつかれた。
「ふふふーーん、アツアツぅ~」
「えっ、そんなんじゃないっ」
「またまたぁ~」
「恥ずかしいです…あ、あれ?そういえば、今日は燭台切さん来てない??」
彼女の側にいつも控えている恋刀の燭台切さんの姿が、珍しく見当たらない。大倶利伽羅さんとの話題が恥ずかしくて話を逸らしたかったのもあり、思わず聞いてみた。
すると、彼女は少し困ったような顔をして「実は…喧嘩中というか、、」と苦笑しながら答える。
「え…喧嘩、ですか?」
「ここじゃあれだし、2階で話すわね」
「あ、…」
そう言われ、直ぐ様二人で2階へと移動する。席に着く前に自動販売機で飲み物を二人分買った。
暫く沈黙が続きプシュッとプルタブを開ける音がやけに大きく聞こえる。急かすことなく話してくれるまで言葉を待っていると…彼女は一階の演練の刀剣達に目線を合わせたままポツリポツリと話し始めた。
「喧嘩っていうか…みっちゃん最近、嫉妬が凄くて」
「…嫉妬?」
「うん、私が他の刀剣と楽しく話してたりすると、例え相手が短刀であっても機嫌が悪くなるのよね…」