第20章 ☆??ルート☆ Bad END
その頃のゆりと響、
響は出先に出ておりゆりは自分の部屋にいた。
そしてゆりは過去の自分をノートパソコンで調べていた。
『藤ヶ谷ゆり』と検索をかければサジェストに色々出てきたが
やはり『死亡』というワードはすぐに目に入った。
そして他にも『彼氏』『母親』などのワードも目に止めた。
「私って、人気グループのメンバーだったんだ……
残りのメンバーで今活動してるのかな……」
今度は『Dolce』と検索をかけてみるゆり、
だがサジェスト一番上には『活動休止』のワードが入っていた。
それをクリックしてみれば当分の間は活動休止するということを
ゆりが死んだとされる日に事務所から発表があったようだ。
「っ活動休止……私の、せいなんだよね……でも、」
(でも、私は響さんと一緒になって後悔はしてない……
メンバーには申し訳ないけど、私はこのまま……
っこのままで、いいのかな?)
ふと「このままでいいのか」と頭に思い浮かべるゆり。
「っ……私は、本当にこのままでいいのかな?
ちゃんと、過去の自分と向き合ったほうがいいのかな……」
(私の過去の記憶は、三船憲吾さんって人が恋人だったていう事実と
Dolceのメンバーだったって事しか知らない……それ以外は何も……)
そしてゆりは窓の先を見た。
「……どうすれば、いいのかな……」
誰に言うわけでもなくふと口にした言葉、
ゆりは椅子から立ち上がり窓際に立つと
しばらくひとりで物思いに耽るのだった……。
それから数時間後に響が戻ってきた。
_コンコン「ゆり、部屋に居んのか?」
「っ!
響さんおかえりなさいっ」
窓の景色を眺めていたゆり、ドアをノックした音で我に帰った。
ゆりはドアに駆け寄りその扉を開けた。
「っ響さん、おかえりなさい……お仕事お疲れ様です。」
「あぁ、ただいま……
お前が部屋に籠ってるなんて珍しいな……明日のことでも考えてたか?」
「うん……あと、藤ヶ谷ゆりについて色々調べてたの……
どんな感じだったのか気になって……
今事務所とか大変そうだなーって感じだったかな……」
「そうか……ま、オレにとっちゃ何の興味もねぇけどな……」
「……。」