第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っ……ゆりが危険な目に遭うこと知ってて
放置してたってことか!!」_グイッ!
「……。」
憲吾は思わず樹の胸ぐらを掴んだ。
だが樹は抵抗する素振りは見せなかった。
「っ……何で、何であの時ゆりを助けなかったんだよ……
お前が情報流してたらゆりがまた攫われるなんてこと!!」
「憲ちゃんやゆりちゃんを悲しませたことは謝るよ。
オレも結局は日本警察と似たようなことをしたんだからね……」
「っ……」
「けど心の中ではアイツらだけの力で解決してほしいって願ってたよ。
アメリカに頼らなくても自分たちの力でね……
でも、結局アイツらは何もできなかった。
アイツらのせいで犠牲が出たって事に変わりはないだろ?
憲ちゃんだって、そう思ってるんでしょ?」
「っ……」
憲吾は何も返せないまま樹を見た。
「それにさ、響さんもゆりちゃんと会って色々変わったわけよ。
憲ちゃんの前でこんな話どうかって思うけどさ……
もし響さんが全世界征服!アメリカ制圧!……なんてなったらオレも
対処するし全世界に関わる事だから日本に協力してやってもいい……」
「っ……けどアイツは俺からゆりを奪った!
ゆりの記憶変えてまでアイツは!!」
「まぁそれは?あまりにも卑怯で姑息な手だなーとは思ったよ。
でも最終的にはゆりちゃんが選んだんだよ?
憲ちゃんも、昨日の映像で見たでしょ?」
「っ……」
「それに、今の響さんは必要以上に殺しとかやんないっていうか
やるのは大抵ソウルとか北京の下っ端だし?
一応日本じゃ殺しとかは殆どないし今制裁する必要性もないからね……」
「っ……けど、俺はそれじゃ抑えが効かねぇよ……
アイツから、ゆりを取り戻すまでは絶対……」
「……響さん殺したいくらい憎い?」
「あぁ…!憎くて仕方ねぇよ!!」
「オレ、憲ちゃん気に入っちゃったからさぁ……
色々協力したいとは思ってるよ?
ぶっちゃけ、オレだって今のゆりちゃんより前のほうが好きだし?
ゆりちゃんいる生活もいいなーって思ってたけど
やっぱり記憶改竄までして
始めから自分の恋人っていうのも頂けないよねぇ……
ゆりちゃんだって最後まで憲ちゃんのこと好きだったわけだし。」
「っ……」