第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っゆりのマネージャーから少し……でもあの事件は、
玉森百合が誘拐されたっていう事件で……」
「そう、決着が付いたのは玉森百合の時……
でもその前から主犯である有栖川雅は色々犯罪に手を染めてたの。
今は悠々と生きてるけどねぇ……それは知らない?」
「その有栖川がDolceメンバーの伯父にあたるっていうのは知ってる。
けど母親が誘拐されたってこと以外は何も……」
「そっかぁ……オレはね?
その誘拐事件が起きる数年前とかかな、兄貴がそいつらに殺されたの。」
「っ!?」
「手をかけたのは本人ではないけど、指示して殺したのは間違いない……
兄貴以外にも沢山死んでるんだよね。
多分警視総監と関わりを持った憲ちゃんなら察してるかもだけど、
その時財閥の捜査を担当していたのが櫻井翔をはじめとした日本警察。」
樹は本当に警察を恨んでいるのか今までに見ない表情で顔を歪めていた。
「っ……」
「んで、玉森百合の誘拐事件は兄貴が殺された数年後……
つまり、どういうことか分かる?」
「っ……事件が完全に収束するまでに、空白の期間がある……
この期間の間にも、少なからず犠牲者がいる……」
「そーいうこと、憲ちゃんも……思ってるんでしょ?
アイツらがもっと早く動いていたらグループ全員の誘拐だの
ゆりちゃんだけ連れていかれただの、
そんなこと起きなかったかもしれないんだから。」
「っ……けど、組織にスパイとして潜入していたなら
なぜ組織の情報を日本警察に渡さなかったんだ!
そうすればゆりがあんなこと……!」
「……そうだね、
オレが何かしら情報流してたら状況は全然違ったと思うよ。」
「っ……」
憲吾は拳を握りしめ思わず樹を睨んだ。
もし樹が情報を翔たちに流していれば組織は響を始め
撲滅できていたのかもしれないのだから……。
「……でも、オレさっき言ったよね?
日本警察が嫌いだって……だからだよ。
一応組織の捜査は日本警察の仕事な訳で
オレはCIA、アメリカの人間なわけだし本国に危害が加わらない限り
日本に情報渡す義理はないってこと……。
だから組織側についてゆりちゃんとか見守ってたわけ。」
「っ……」