第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っ……」
響の言葉に思わず言葉をなくすゆり。
そして響は説明を続けた。
「その為には、お前の全てを調べる必要がある……ホクロの位置やアザ、
DNAさえも、コピーするからな……」
「っ!?」
(DNAもコピーするってことは、もし検査をした時に
パパと親子だってことが立証されるってこと?クローンの私が……)
「お前の記憶自体は明日中に消える。だがクローン人間を作るのに
4、5日は掛かると考えたほうがいいだろ。
それまでは、本部から出ることは許されねぇ……」
「っ……クローンができたら、殺すんですか?」
「あぁ。出ないと意味がないだろ?
……それにあたって、お前にはもう一つやってもらうことがある。」
「っ……?」
「お前が確実に死んだと思わせるために、ビデオを撮る。
オレがお前を射殺する場面をな……」
「っ!?」
またもや響の言葉に目を見開くゆり。
「今回ばかりは記憶までコピーはしない。
ただクローンに言わせるセリフを考えろ……。」
「っセリフなんて、急に言われても……シナリオがなきゃそんなの……」
「シナリオ自体は大まかにできてる。お前は結局、
オレに歯向かいオレから反感を買いお前を処分することにした……。
そしてお前はオレに命乞いをする……ここまでは理解したか?」
「っ……」_コクッ‥
響はゆりが頷くのを確認するとシナリオの続きを話し始めた。
「……お前は全てに絶望し、自分の死を受け入れる。
オレに殺されても構わないとな……。
……そんで、最後に三船にでも言葉残してやれ。
それくらい、してやってもいいぞ……」
「っ……大体、わかりました。
けど……一回通さないとよく……」
「一度くらいは予行練習をする、
問題があればオレが修正加えればいいだけだからな……
この後、試しにやってみっか?一応銃は持ってるしな。」
「っ……はい、」
ゆりは響に同意し、そのタイミングで髪も乾かし終わった。
こうしてゆりは響と共にセリフを通しで言うことになり
特に修正はなしであの映像の元が出来上がったのだった……。