第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っ……俺より先に着いてたって事は車で移動してきたってことか……?」
「ああ……そういえば、車のエンジン音も聞こえたような気がしますね。」
「っ戻ってきたのは憲吾だけか!?」
「部屋に戻ってきたのは三船くんだけだったと思いますよ。
他に人がいるかは分かりませんけど……誰かと来たってことには
変わりないんじゃないですかね。」
「っおい……車がどっちのほうに行ったとかわかるか?」
「えっと……海王高校とは逆のほうに行ったのは確かです。」
「っわかった……ありがと、」
「いえいえ!
……ちなみに、三船くんとはどういう関係で?」
「一応、兄弟みたいなもんだ。
向こうはそう思っちゃいないかもしれねぇけどな……」
「三船くんも、いいお兄さん持ってるみたいですね(微笑)」
「っども……」
(隣人にしちゃ、随分憲吾と親しい感じだな……)
勇吾は隣人の松村に軽くお辞儀をすると車に戻った。
そして圭吾に連絡を入れた。
『っもしもし勇吾!?』
「あぁ圭吾……どうやら憲吾のやつ、俺より先に帰ってたみたいだな。」
『っどう言うこと!?
っ車じゃなきゃ、勇吾より早くなんて……』
「あぁ、
隣人の話によりゃ俺が着く10、15分前くらいには部屋を出たらしい。
誰かは知られねぇが恐らくお前が言った男だろうな……」
『っくそ……まるで俺たちの方が先読みされてるみたいじゃないか……』
「……車は海王とは逆の方向に走って行ったらしい。
俺が車を出すにしても、車の特徴知らねぇからな……」
『っ……やっぱり、捜索願出してもらった方が良さそうだな……』
「だな……俺は念の為、見張っておく。正直なとこ、
戻ってくる可能性は0に等しいだろうが万が一の為にもな……」
『っ……ありがと勇吾、
後で夜食か何か買って持っていくからお願いね。』
「アイツの為だ、これくらいどうって事ねぇよ。
仕事も今日は都合よく休みだしな……」
『わかった……俺は一旦警視庁に戻るよ。』
「あぁ、」
2人は電話を切り勇吾はその場で待機することにした。
「……まるで張り込みの刑事だな。
それにしちゃ……」
(さっきの隣人……妙に気になるな……
憲吾が自分から他人に近づくことも喋りかけることもない……
つーか……松村って隣人、いたか?
少なくとも俺が知る限りは隣は居なかったはずだが……)
