第20章 ☆??ルート☆ Bad END
_警視庁
この日出勤していた圭吾、紫鶴警察署から緊急要請が入り
ゆりかもしれない少女が見つかったと言う情報が入ってきた。
「っゆりちゃんかもしれない少女が意識不明の状態で……」
「あぁ、担当は葛城だったな。
すぐ行きなさい、紫鶴警察署の刑事たちもそろそろ合流する頃だろう。」
「はい、他の担当警部補と現場に向かいます。」
こうして圭吾は数人の警部補と共に星の丘公園に向かった。
「っ……」
(ゆりちゃんかもしれないなんて……そんな事……
だって組織側だって、ゆりちゃんを殺す意味なんて……)
_圭吾side
俺がゆりちゃんの捜査をするにあたって、
櫻井さんから今までの経緯を聞いた。
そして組織のトップである東郷響はゆりちゃんを気に入っていて
殺すまでのことはしないはずだと……
だから、ゆりちゃんが東郷響に殺されるなんてことはありえない。
仮に他の連中が殺そうにしても東郷が止めるはずだしわざわざ
リーダーに歯向かってまでゆりちゃんを殺そうなんてしない。
殺される理由はない……。
少女が殺人事件に巻き込まれた事実は変わらないかもしれないが
その少女がゆりであるはずないと圭吾は信じ車を走らせた……。
そして星の丘公園に着くと既に紫鶴警察署の刑事達が捜査を行っていた。
刑事達と合流をした圭吾はこれまでの経緯を聞いた。
「葛木警部補、ご苦労様です。」
「お疲れ様です。意識不明とされていた少女は?」
「っ既に、亡くなっていました。
実況見分の結果、死亡推定時刻は4時頃と思われます。」
「っ……通報時間は確か、7時頃でしたよね?
ここで殺害したのか別の場所で殺しここで遺棄したのか……
っ少女の遺体は?」
「実況見分の途中ですので梯子を降りた先にいます。
……そして、藤ヶ谷ゆりちゃんかもしれないと言うことですが……」
「っ……」
(っまさか……)
紫鶴警察署の警部は表情を歪めた。
その表情に、圭吾は嫌な予感を察した……。
「っ我々が見る限り、藤ヶ谷ゆりである事に間違いありません。
制服も、美園鈴学園中等部の制服です。」
「っ……そん、な……」
瞳から光を失う圭吾、思わず呆然と立ち尽くした……。