第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「そこでだ、」
「っ……」
「________。」
「っ!?」
ゆりはドライヤーを持っている響を思わず見上げた。
そして再び響から告げられた言葉に
ゆりは目を見開きすっかり固まってしまった。
響は髪も乾かし終わりスイッチを切るとゆりの髪を整えていった。
「っ……」
(そんなこと……)
「……お前は、新しく生まれ変わるってわけだ。
善は急げっとかって言うからな、
明日の午前中にでも伊集院の元に行くぞ……。」
「っ……はい、」
ゆりは覚悟を決めたかのように目を閉じると
声を少し震わせながら返事をした。そしてゆりは
明日に備えるために今日は部屋に真っ直ぐ向かい寝ることにした……。
_それから一週間後、
紫鶴警察署の通信司令センターに1本の110番通報が入った。
それは、星の丘公園の展望デッキ崖下に
10代の少女が血を流しながら倒れているという通報だった……。
現場に向かうよう要請されたのは奇しくも徹平と団司がいる交番で
2人は通報があった星の丘公園へパトカーを走らせた。
「っ立花……
まさかとは思うけどゆりちゃんな訳、ねぇよな……」
徹平は顔を青ざめながら横目で助手席に乗る団司を見た。
その団司も顔を険しくさせていた……。
「あれから一週間、か……
一向に足取りは掴めてないみたいだからな本部は……
最悪の事態となれば……」
「っんなこと言うなよ!!
っゆりちゃんが殺されるなんてそんな……!」
「どっちにしろ、10代の子が殺された可能性が高いのは事実だ。
ゆりちゃんにしろ、その他の子にしろ事件は起きた……。
まさか……こんな穏やかな街でこんな事件が起きるとはな……」
「っ……」
「志村、不安な気持ちはわかるが
今は現場に向かい状況を整理することが俺らの仕事だ……。」
(もし現場にいる子がゆりちゃんだったら……っいや、
そんな事はねぇはずだ……っだが、
警察署には行方不明の捜索届は出ていない……嫌な、胸騒ぎがする……)
団司も徹平同様に、
もしかしたら倒れているのはゆりかもしれないという
不安に呑まれたがそれは表に出さないようにした……。