第20章 ☆??ルート☆ Bad END
圭吾side
まだ星の丘公園に向かう前のこと、
圭吾は事務所で捜査の報告を待っていた。
「っ……ゆり……」
その間憲吾はソファーで俯きながらゆりの無事を祈っていた。
圭吾が憲吾の肩に手を置こうとした時、無線に通信が入ってきた。
「っ憲吾……_ツーツー‥ピッ…葛木です。」
『防犯カメラに映っていた黒のコルベットを
星の丘公園の駐車場にて確認、近辺をすでに捜査中です。』
「わかりました、我々もそちらに向かいます。」
『よろしくお願いします。』
圭吾は無線を切ると瑛二と涼介に目を向けた。
「ゆりちゃんを乗せていたであろう車が
星の丘公園で発見されました。」
「っ本当ですか!?」
「っゆりは無事なのか……!」
「っ!」
圭吾の言葉に反応する涼介と瑛二、俯いていた憲吾も顔をあげた。
「まだわかりません。
ですが相手は組織による犯行の可能性が高いです。
慎重に捜査を進める要請はしていますが現時点でゆりちゃんの
安否は確認できません……」
「っ……」
(ゆり……)
「……憲吾、今は辛いと思うけどもうしばらく我慢して?
絶対ゆりちゃんを見つけてみせるから……」
「っ……」_グッ…
憲吾は悔しい表情を浮かべながら拳を握り締めた。
「っ憲吾……」
「葛木さん……葛木さんも現場に向かうんですか?」
「はい……これは私情になってしまいますが、
憲吾のこと……よろしくお願いします。」
「はい、三船くんのことは僕たちに任せてください。
ゆりちゃんを……絶対に見つけてください。」
「もちろんです。
では、僕はこれで……あ、山田さん、」
「は、はい……?」
「ゆりちゃんの私物とかって持ってたりしませんか?
犯人は既に現場を立った可能性が高いです。
それで警察犬にも捜査をしてもらうのでハンカチとかあれば
助かるんですけど……」
「っハンカチはありませんけど僕の車の助手席に
ゆりちゃんが使っているクッションはあります。
それでも良ければ……」
「それでだけで十分です、ありがとうございます。」
「いえこれくらい……それじゃ、僕も下までご一緒します。
社長、しばらくの間三船くんをお願いします。」
「あぁ、」