第20章 ☆??ルート☆ Bad END
まさか自分の部屋がお姫様みたいな部屋だと思わなかったゆり、
思わず目を輝かせながら部屋を見渡した。
「っわぁ……」
(窓も大きい……夜景とか凄いんだろうなぁ……)
「……とりあえず気に入ったようだな。」
「っ!……えっと、まぁ……」
(思わず部屋に見惚れちゃったよ……)
「他の部屋も案内してやる、ついて来い。」
「っはい……」
響は自分の部屋以外にもダイニングルームやバスルームを一通り見せた。
「キッチンもあるんですね……」
「外食や出先で食べることが多いがな、たまに作ってる。」
「へぇ……」
(意外と見かけによらないのか……)←
意外そうにキッチンを見るゆり、ゆりは自分も
料理を作れる時があれば作ってみたいと思うのだった。
「飯はしばらくオレと一緒に食うことになるが
好きに使ってもらって構わない。」
「はい、ありがとうございます……」
「……お前、料理は結構すんのか?」
「基本は自炊するようにしてます。
学校に行く時のお弁当m…っ!?」
(っ学校……そうだ、私ずっとここに居るって事は学校も……)
ふと思い出すゆり、ゆりはまだ中学生と義務教育期間であり
これからの勉強はどうなるのかと不安になった。
「勉強のことでも気にしてんのか?
ここに居るんじゃ、勉強してもしなくても同じだ。
……だが、勉強したいって言うなら教材は持ってきてやる。
ある程度のことならオレでも理解しているからな。」
「っ……」
(私……もう自由がないってことだよね……
自分で選んだはずなのに……)
顔を俯かせるゆり、響はゆりの心境を察したのか
ゆりの頭を持ち自分の胸元に抱き寄せた。
_ギュッ…
「っ!」
「不安なのは最初だけだ。
全部忘れちまえばそれが当たり前になるんだからな。」
「っ……」
「オレはこの後伊集院のとこに行ってくる。
……準備が終わり次第戻る、それまで好きに過ごしてろ。」
「っ……」
「それと、スマホは当分オレが預かる。出せ。」
「っ……はい、」
ゆりはカバンからスマホを取り出し響に渡した。
「……他に外部と繋がるもんは入ってねぇよな?」
「っありませんよ……」
ゆりはカバンの中を広げて見せた。