第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
『っ太輔……ゆり、どうしちゃったのかな……
それに私たちと一緒にしないでって、どういう意味なんだろ……』
「さぁな……でも山田くんも、
ゆりにとって三船くんが重荷になってるって言ってた……
ゆりが感じてる重荷が、もしかしたら俺らと関係あるのかもな……」
『っ……』
「……山田くんに、事情を聞いてみるつもりだよ。
山田くんなら、それなりに2人の事情知ってるはずだから……」
『っうん……ゆりが、憲吾くんを嫌いになるわけないもんね……
何か、深いワケがあるんだよね……』
「あぁ、そうだ……そうに、決まってる……」_ギュッ…
太輔は百合をギュッと抱きしめた。
百合が見上げた先に見える太輔の表情は悲しげだった……。
『太輔……』
「2人のことは、きっと時間が解決してくれる……」
『……うん、』
「……戻って、飯でも食べよう……俺らがウジウジしてても何もかわらねぇからな……」
『そうだね……あ、綺麗なほうは私が食べていいでしょ?
太輔はちょっと汚いほうね。』←
「ぉ、おう……つか汚い言うなっ」←
『ふふ……』
(ゆり……ママとパパは信じてるよ……2人のこと……
神様……どうか、あの2人を守ってください……
2人に不幸にはなって欲しくない、幸せになってほしい……)
百合は太輔に抱かれたままダイニングに戻りながら
窓から見える夜空を見上げ祈った、「幸せにしてほしい。」と……。
そして2人は夕食としてオムライスを食べるのだった。
その一方でゆりたちは車で寮に向かっているところだった。
「ゆりちゃん……夜ご飯は寮で食べるのかい?
時間的に外食でも構わないけど……」
「いえ、今日は自分の部屋で作って食べます。
キラちゃんもいますし……」
「そっか……ねぇゆりちゃん、」
「はい?」
「……お父さん、ああ言ってくれてるけど本当に納得はしてくれてないと思うよ?」
「っ……それでも、言わないより全然マシですよ……
実際、私が憲吾と居たくないって思ってるのは事実なんですから……」
「っ……そうだね……」
涼介は後日太輔から連絡が入るだろうと思いながら寮に車を走らすのだった。