第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
『ゆりのお母さんもお気に入りだったんですか?』
「うん。最初はお父さんがお母さんの実家に初めての
挨拶に行った時に持って行ったのが始まり。
それでお母さんをはじめとした家族全員が気に入ったみたいでね笑
それ以来玉森家御用達のお店になってお父さんもたまにここのお菓子買ってくるから
娘のゆりちゃんも自然と好きになったって感じだね。」
「はい、パパが初めてスイポテ買ってきてくれた時凄く美味しくて……
あれが初めてのスイポテだったからスイポテは基本ここのしか食べてないの(苦笑)」
ゆりはキラに自身の思い出も話した。
キラも興味津々でゆりや涼介の話を聞いていた。
『へぇ……私も食べたい。』
「もちろんっ」
「それじゃ、俺が買ってくるよ。
今ゆりちゃん行ったらお客さんにバレて騒ぎになっちゃうかもだし。」
「っ今の私が言っても、あまり気づかれないんじゃないですかね?
現に、私のオーラ薄くなってますし……」
「それでも制服とかで感づく人はいるから駄目!
今日は俺が買ってくるからゆりちゃんはキラちゃんと待ってて?
……何個入り買ってくればいい?」
「えっと、それじゃ……12個入りでっ」
(キラちゃんとユウで4個ずつ食べようかな……)
「2人で食べる分には少し多くない?(苦笑)
……あ、俺にもくれたりしたり?笑」
「じゃあ涼介さんにも分けてあげますよっ」
(これで3個ずつか……)
「半分冗談のつもりだったんだけど……ゆりちゃんがそう言ってくれるなら
ありがたく頂戴しようかな笑」
「どうぞどうぞ笑」
こうして涼介はゆりの代わりにスイートポテトを買う為に
店内に入っていくのだった。
ユウはそれを見計らって動き始めた。
『ゆりちゃん!僕の分もあるよね!?』
「大丈夫、ちゃんと3個ずつ食べれるよ。」
『やったー!♪』
『アンタも呑気ね、今日のゆり大変だったって言うのに……』
「いいよキラちゃん、むしろそうされるほうが気分も紛れるし……
ユウ、気を遣ってくれてありがとね?
帰ったらスイポテ食べよ。」
『食べる〜!……あ、』
「……?
ユウ、どうしたの?」
ゆりは突然固まるユウを見て不思議そうに首を傾げた。