第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
ゆりたちが出て行き残されたメンバー、
5人の間にも微妙な空気が生まれ来夢に関しては涙を溢れさせてた……。
「ゆりちゃん急にどうしちゃったの……?
来海がゆりちゃんにきついこと言ったから怒っちゃったの?」
「っ……」
来夢の言葉に拳を握りしめる来海、だが咄嗟に凪咲がフォローした。
「来夢……そういう風に言うのは止めなさい。
たとえそれが原因でも来海だけのせいではないわ……」
「っけど、来海ちゃんが刺激を与えたのは間違いないじゃん……」
だが愛美は声を震わせながら来海のほうへ体を向けながら口にした。
そして涙を流しながら声を荒げた……。
「っゆりちゃんの気持ちもっと考えてから発言してよ!
ゆりちゃんは私たちよりずっと大変な思いもしてたんだよ!?
なのに来海ちゃんは自分の考えばっかり押し付けてッ!!」
「っ愛美落ち着いて……来海の言い方に問題があったかもしれないけど
あながち間違ってはいない……だから、来海ばっかり責めるのは駄目よ……」
千鶴は愛美を宥めるように肩に手を置き少しでも落ち着かせようとした。
「っ……私と千鶴ちゃんはずっとゆりちゃんを気遣ってたのに!
ゆりちゃんにはきっと深いワケがあるから
あんな態度なんだって納得してたのに来海ちゃんがそれぶち壊して!!」
一度感情を爆発させた愛美の怒りは収まらなかった、
ただ来海を責め続け来海もまたただ黙って愛美の言葉を受け止めた……。
「っ……」
「なんで、ゆりちゃんのこと信じないの……」
「っ!
信じてないワケないでしょッ!!むしろ信じてるのよッ!!
ゆりが自分の本音に向き合うことをッ!!」
「「っ!」」
来海は愛美の『ゆりを信じていない』と言う言葉に反応し声を発した。
「あのままゆりがステージに立ったら、
きっと史上最悪のライブになる……
ゆりが完全に心を閉ざしてる限り、北京以上のライブは出来ない。
それくらい今のゆりは輝きがないの……
心の底から楽しむってことさえも忘れてる……」
「「っ……」」