第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
こうしてツアーに向けての打ち合わせは無事終わった、はずだったが
解散間際にトラブルは起きた……。
「さて、これで打ち合わせは無事終了ね。
みんなお疲れ様。」
「「お疲れー」」
「……。」
凪咲の言葉に来海以外のメンバーが答える。
来海が返事をしなかった理由は一体何なんだろうか……
ゆりは来海の様子にいち早く気づき思わず構えた。
そしてゆりの何となくしていた予想が当たってしまったのだ。
「……ゆり、」
「っ……なに?」
「「っ……」」
来海がゆり個人に声をかけたことで他の4人はその場に固まった。
4人は来海がまたゆりに何か言うのかと不安になり2人を見た……。
「……アンタが決めたことだから、とやかく言うつもりなかったけど
アタシは正直納得してないから、ソロコーナーのところ。」
「っ……でももう、この内容で決まったことでしょ?
今更来海にとやかく言われる筋合いないよ。」
「「っ……」」
来海に言い返すゆり、他のメンバーはまさかゆりが来海に
言い返すとは思っておらずゆりも淡々としているので少し萎縮してしまった。
「そうね……けど、これだけは言わせて。」
「……。」
「「っ……」」
「前のゆり、憲吾さんと出会う前のゆりより
憲吾さんと出会った後のゆりのほうが断然輝いてたしオーラもあった。
今のゆりに、そのオーラはないよ。
グループのセンターも事務所の顔も務められないくらいにね。」
「っ……」
来海の言葉に眉間に眉を寄せるゆり、
唇を噛み締め拳をギュッと握りしめた。
「っ来海!!
そこまで言う必要あるのッ!?」
千鶴は思わず来海に詰め寄った。
「他のみんなだって、感じてるでしょ?
ゆりのオーラがほとんど消えてるって……」
「「っ……」」
「っそれは……」
千鶴は来海の言葉に顔を俯かせた。
「私だって、自覚してるよそんな事……けど私は諦めてないから。
絶対、前の輝きを取り戻してみせる……」
「どうやって取り戻すのよ。」
「……私を、
誰だと思ってんのよ……」