第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
演出については各々色んなアイデアが飛び捗った。
予算は気にしないと言ったからかみんなが言うアイデアはコストが掛かるものが多かった。
後ろの大人たちは少し冷や汗をかきながら見守っていた。
「社長……話し合いの時点で既に想定外の金額です。」←
明人は打ち合わせの様子をノートにまとめており費用もその場で計算している。
どうやら早くにも予算オーバーしそうな勢いなようで小さく瑛二に呟いた。
「……まだ、大丈夫だ……
あの子たちの自由にさせてあげなさい……」
「……社長、少し無理をされていますね。」←
「空気を読め黒木……汗」←
「ですが今後の運営も考えますと
皆さんだけに予算をつぎ込み過ぎるのも支障をきたす恐れもございます。
……ですが、皆さんにはそれほどの金額を注ぎ込んでも
よろしいと言うお考えなのですよね?」
「……あぁ、その通りだ黒木……あの子達が世界を本気で目指すならな。
金は惜しまないつもりさ。」
「予算も気にしないド派手なステージ……を見せてくれそうですね皆さん。」
「あぁ、そうだな。」
こうして演出の項目は順調に終わった。
だが話し合いが終わる頃にはとんでもない額になっており
さすがのメンバーも冷や汗をかいていた。
これでライブ構成の打ち合わせはほぼ終了なので瑛二が席を立ち
メンバーの元にやってきた。
「みんな、アイデアはまとまったかな?」
「はい、まぁ……えっと、こんな感じです(苦笑)」
来海は恐る恐る瑛二にまとめた資料を渡した。
瑛二は一通り目を通しやはり予算のところは少し青ざめた。
「……っ!(なかなかの費用だな……汗)←
……うん、いいんじゃないか?
世界一に向けて、まずは日本一を制覇だ。
祖国は大々的に派手なステージにして世界に見せつけようじゃないか。」
「っ本当ですか!?」
「あぁ、俺から指示する変更点はない。
お前たちの好きなようにしなさい。」
「「はいっ!」」
瑛二の言葉に安堵と歓喜の返事をするメンバーたち、
これでゆりたちが主に話し合うものは無事終わった。
具体的なリハーサル時間などその他細かい修正は
マネージャーや他のスタッフたちが調整するようになっている。
まとめた資料は全員分にプリントされ涼介たちも資料を受け取ったが、
反応はもちろん瑛二と同じである。
