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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


「今回は自前の曲だけでいくつもりだよ。」

「「っ……!?」」

『『っ……』』


ゆりの『Miss You』を入れないという言葉に
メンバーはおろか後ろで見守っていた涼介たちも驚愕の表情で言葉を失くした。
キラとユウは事前にゆりからMiss Youを入れないと聞かされていたが
やはりこの言葉を聞くと胸が締め付けられた……。


「っゆり……貴女本気で言ってるの……?」

「えぇ!?ファンの人たちからもすごく好評じゃん!
なんで抜く必要あるの!?来夢だって大好きなのに!!」


ゆりの言葉に最初に反応したのは凪咲、来夢も続くように反応し
思わずテーブルを乗り上げた。


「「っ……」」

「……。」


そんな中千鶴と愛美は悲しげに眉を下げ来海は無言で表情も何も出さず
ただゆりを見ていた……。
そしてゆりは再び口を開いた。


「……みんな、来海から聞いたでしょ?
私が憲吾と別れて今は東郷宙さんと付き合ってるってこと……」

「「っ……」」

「……。」

「……みんなに、これだけは言っておく。
みんなが思ってくれてるように私はまだ宙さんのことが本当に好きなわけじゃない……」

「っやっぱり……なら、
憲吾さんと別r「憲吾のことだってどうだっていいの。」っ!?」


千鶴はゆりに声を掛けようとしたがゆりに遮られてしまった。
そしてゆりは言葉を続けた。


「私は、憲吾と出会う前の私に戻りたいの。
誰か1人の為じゃなくみんなの為に愛を伝えてたあの頃に……」

「っ……ゆりちゃんは今までも十分にファンのみんなに愛を伝えてたよ!
ゆりちゃんが大切に想ってる人がいるって言った時、
ファンの人たちだって納得してたじゃん!」


愛美は席から立ち上がりゆりに訴えた。
だがゆりは表情も変えなかった。


「私は憲吾と居るのが辛いの。
憲吾と一緒にいるだけで、自分が醜くて惨めになる……。

今私が本調子じゃないのは自分の未熟さだけじゃなくて
憲吾のせいでもあるの。

私はそんな憲吾を早く忘れたい。
北京の時と同じような感動的なライブをするのは今の私に難しいかもしれない。
だからせめて、前の私に戻ってやり直したいのよ……」

「「っ……」」

「……。」
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