第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
私は憲吾と出会う前まではずっとそしてきた。
私を応援してくれる、私を好きでいてくれてるファンに
精一杯の愛を伝えるのが私の役目だったはず……。
けど憲吾と出会って本当の恋をして、
その愛を、みんなに私は振りまけていたのかな……?
ファンの人たちは、心の底から良かったって思ってくれてるのかな?
私の心はいつからか憲吾への気持ちでいっぱいになってて、
疎かになってなかったかな?
私がもう一度生まれ変わるにはやっぱり、
憲吾の存在は絶対消さないといけない……
もう他の誰も好きになっちゃいけない。
私がエースでセンターにいるためには"本当の恋" を捨てないといけない。
私は、"みんなのアイドル・藤ヶ谷ゆり" 。
みんなの恋人であり、
みんなに夢を与えなきゃいけない存在……。
汚いところは一切見せちゃいけない。
もう前みたいに藤ヶ谷さんや財前寺さんみたいの時みたいに
ファンを不安にさせるものは見せちゃだめ……。
だから私から "恋" を消さないと
もうあの時のようには戻れない……。
「……。」
(今回のソロは、Miss Youを抜いたラブソングメドレーで
精一杯ファンのみんなへ愛を届けよう……
誰かひとりの為ではなくみんなの為に……)
ゆりは止まらせていたペンを走らせノートにまとめていった。
そして時間内になんとかまとめられたゆり、再びメンバー間での
話し合いが始まりそれぞれやりたいことを簡単にプレゼンをしていく。
ゆりの想像通り、他のメンバーは個性を活かした内容だった。
そしてプレゼンの順番はゆりが最後だった。
ゆりはまとめたことをメンバーに伝える……。
「私はラブソングメドレーでいくよ。
ソロ曲とカップリング曲をミックスさせてね……」
「ラブソングメドレー……
国民的彼女のゆりにはピッタリじゃないの?
何度も彼女にしたいランキング1位に入ってるわけだし。」
「やっぱりMiss Youは入れるの?」
2人なりの気遣いか千鶴と愛美は積極的にゆりに声をかけた。
「MissYouは入れないよ。
だってMissYouはファンに向けた曲じゃないしアレンジ曲だしね。
今回は自前の曲だけでいくつもりだよ。」
「「っ……!?」」