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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


「っ……」
(私はつまらない人間……ただそつなく
ファンのみんなが求めてるアイドル像を作ってるだけ……)



一度自分がつまらない人間だと思ってしまうとどんどんマイナスな言葉が
ゆりの頭の中をいっぱいにさせた……。










私って、元々なんでスカウトされたんだっけ?


社長は私に特別な輝きがあるとか、オーラがあるとかって言ってたっけ?


でもそれって、結局はママと似たような輝きを感じたからだよね?


私個人の輝きじゃなくてママの輝きを魅力的に感じていたから社長は
似ている私をスカウトした……。




正直、顔だって自分はいい方だと思う。
これで自分はブスだなんて言ったら世の中の女の子から反感だって買う……
それくらいの可愛さはあると思う……だって、
ママとそっくりだから……。

ママは私からみても可愛くて、美人だとずっと思ってたから……
私はそんなママに似てることが嬉しかった。

けど今思えばパパは色々複雑だったんだろうな……
ママに似てる私を見てて……。


顔さえ良ければ誰だってアイドルになれる。
人気がつくかどうかは本人の才能や努力次第だけど……

私がある程度歌えて踊れればそれだけで可愛いアイドルの完成。

私は事務所に入った頃から他のみんなと違って
当たり障りのない王道アイドル、
安定したセンターを務めることができる典型的なアイドル像を求められた。

でも涼介さんや社長は私の個性も大事にするようにも言われて
アイドルとしての藤ヶ谷ゆりを演じつつも
自分の気持ちや本音はある程度言うことはしてきた。

これの積み重ねで私はいつの間にかファンからツンデレキャラ認定をされ
今のアイドル像を作り上げた……。

そして私はいつの間にかみんなの中で1番人気になっていて
事務所の中でも1番になってた……大きな個性があるわけでもないのに……

けど結局アイドルとしてどの層にも好印象を与えやすいのは
私みたいなタイプかもしれない……

普段は少し澄ましていても
ライブでは精一杯みんなに愛を叫ぶ……
ファンは推しに愛を伝えられたらそれだけで喜んでくれる。
私はそれを続けてきた……。
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