第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
樹は響に報告を続けた。
「えっとぉ……オレがゆりちゃんの学校に来てまだ1週間程度ですけど
なんか担任の先生と結構仲良い感じっすよ!
ちなみに男でオレと同じくらいっす!」
「担任?」
響は "担任の先生" という言葉に反応した。
そして樹はそのまま報告を続ける。
「まぁその担任の先生が他の先生たちと違って特殊というか異色?
他の生徒ともそうですけど、特にゆりちゃんと距離が近いんっすよ!」
「……。」
眉間に眉を寄せる響、
樹は響がイラつき始めたとすぐ察したがあえて話を続けた。
「オレもゆりちゃん調べてたうちに
お父さん以外にお母さんの玉森百合出てきたんっすよ、
東郷さんも知ってるっしょ?」
「あぁ、北京で捕らえる前から調べてあった内容だからな。
アイツの親の情報くらい知ってる……」
「なら話が早いっすけどゆりちゃんのお父さんは先生じゃないですか?
んでゆりちゃんはお母さんが高校生の時に生まれてるから
まさにゆりちゃんの両親は先生と生徒の禁断カップル!
それにゆりちゃんはお母さんと瓜二つ!」
「……ジュリ、お前は何が言いたい……」
「率直に言うと、この2人は当時の両親みたいだなーって話っすよ。」
「……。」
響は顔に感情を出していないものの少なからず嫉妬していることが
樹からも見て取れた。
(嫉妬してるしてる……やっぱりこの人、
この人なりにゆりちゃん好きなんだねぇ……)
「写真も撮ってますよ?見ます?」
樹は響のいるほうへ歩き出しデスクの上にスマホを置き
今日撮ったという写真を響に見せた。
_ゴトッ…
「……。」
「これ、ゆりちゃんも先生の背中に手を回しちゃってるんっすよ。
三船くんと別れて宙くんの彼女してるかって思ったらこれっすよ?笑
どんな関係なんっすかねー……」
「それを調べんのがテメェの仕事だろ。」
「それはまだ調査中っす!
でもゆりちゃんの心理状態から見て、先生に恋愛感情はないっすよ。
そもそも三船くん忘れられてないんだから当然と言えば当然っすけど。」
「ま、そうだろうな……だが、
関係はどうであれアイツを信用をしているようだな……
察や政府と繋がりがある奴か……」
「……。」