第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「……。」
(一応、荒木剛太が政府公認の仮面ティーチャーって情報は入手済みだけど
わざわざ言わなくていいか……響さんには一風変わった先生って事にしとこ。)
「……お前は、この先公をどう睨んでんだ?」
響は写真を見ながら樹に剛太のことを聞いてきた。
「荒木先生?
荒木先生は別に生徒が人一倍大好きな先生って感じで裏表ないっすね。
なんで恋愛感情じゃなくて普通に生徒として大好きって感じでしたよ。
ゆりちゃんだって、
今安心できる場所少ないしこの荒木先生が癒しなんじゃないっすかね?」
(ま、大方合ってるよねぇ……これでさらに調査しろなんて言うなよ……?)
「だがアイツの周りの人間はある程度知っとく必要がある……
もし少しでも違和感があればすぐ報告しろ。
オレのほうでも直接探りを入れてやる……」
(響さんが先生を調査する可能性は低いな……
オレが問題ないって伝えれば済む話だし。)
「了解っす!
でも調べても何も出ないと思いますけどねー……とりあえず、
学歴とかそういうのから調べてみますよ!違和感あれば報告するんで、」
「あぁ、この先公については以上だが……」
「なんっすか?」
「この写真のデータ、オレにも渡せ。
いつか切り札にも使えるかもしれねぇからな……」
「っ……(何企んでんだろこの人……でも嫌っては言えないよなー汗)
いい、っすよ?
なんか出版社にでも売りつける気っすか?笑
ゆりちゃんのスキャンダル記事なんて高く売れそう!」
(大事にならなきゃいいけど……)
樹は少し焦りながらもいつもの雰囲気を壊さず承諾した。
そしてスマホを取り写真のデータを響のスマホに移動させる作業を始めた。
「そんなちんけな理由じゃねぇよ……ま、最終手段ってところだな。」
「そんなん世間に晒されたら先生の立場とんでもない事になりますよ?苦笑
クビどころじゃないかも……」
「コイツに変な気が起きないうちに消すのも、策の内だろ。
害虫は三船と宙だけで十分だ。」
「っごもっともっす!苦笑」
(ホント恐ろしい人だわぁ……
てかその言い分だとキスマイとか危なくね……?汗
でもとりあえず、この写真は北斗たちに共有したほうがいいな……
でも怒られんだろうなー……三船くんも接触する予定だし……あー……
オレ、詰んだ……。)
