第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「これ週刊誌とかに載せられたらアウトだよ!!」
「っ!」
もしこの写真が本当に週刊誌に載せられるとしたら
財前寺の時以上に騒がれるのは間違いない……。
疑惑がなくなった矢先にまた別の熱愛記事……
それにツアー間近のタイミングでゆりにとって最悪な事態だ……。
それにこの写真に写ってる先生がゆりの協力者でもあったら
捜査にも大きく影響が出るのは間違いない……
田中樹……コイツは何を目的にこんな写真を?
しかも東郷響に見せた?
何でふざけた真似を……
憲吾が思わず樹を睨みつけた時……
「データ寄越せって言われて……
やむなく渡しちゃった!てへぺろっ☆」←
「「『てへぺろっ☆』じゃねぇよこの野郎っ!!怒
その前になぜ見せた!!!怒」」
再び3人同時に樹を怒鳴りつけた。
「い、いやぁ……オレだって響さんの指示で
ゆりちゃんの監視って役割もあってさ……状況報告ってやつ?
ゆりちゃんが担任の先生と親しげだったって"だけ" 伝えたよ?
一応この荒木先生って人?凄く生徒思いのいい先生なの!
まあゆりちゃんが学校でも追い詰めてる様子を察して励ましてた、
オレが見た状況はそんなだったから
宙くんや三船くんが心配してる様なことは起きてないよ!」
「本当に起きてたら大問題だから、社会的に。
……樹、お前はまた気まぐれとでも言うつもりか?
写真で見せなくとも、口頭でも十分通じる内容だろ……」
北斗は怪訝そうに樹を見た。
「だって響さんも3人でデートした後
前に増してゆりちゃん気にかけてたし?
もう少し詳しい情報よこせって言われてたんだよ……」
「っ3人でデート……?」
(どういう状態だよそれ……)
憲吾も怪訝そうに表情を歪めた。
「あーついこの間の土曜ね?
ゆりちゃんと "デート"!…に行ってきたの。」
「わざわざ強調すんな……」
「それでオレたち2人だけで楽しもうと思ってたのに兄貴が割り込んできてさ!
ゆりちゃんのSP達何やってんのさって感じ!監視の意味ないじゃん!
……ま、それで兄貴捕まえられたら苦労しないけどさ。」
「っ……」
「そんで、兄貴は立ち去る最後の最後に余計なこと言った……」
「っ余計なこと……?」