第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「どんどん、ゆりちゃんのことが好きになった……」
「っ……」
ゆりのことを思い出しているのか宙の表情には少しの笑みが見えた。
憲吾は少し複雑に思いながらも話を聞き続けた。
「ちょっと兄貴の真似して、いろんな女の子と付き合ってみたり
一夜だけのお付き合いとか色々してみたけどさ……
オレは何も、満たされなかった……。
けど、ゆりちゃんと出会ってオレは家族以外で
本当に誰かを好きになるって気持ちを理解した……。
これが、本当の恋なんだって……」
「っ……」
「だから、オレがゆりちゃんの彼氏になって
アイツに見せつけてやるつもり。
兄貴よりオレのほうがずっとすげぇってね。
刑務所にぶち込んだ後、見せてけてやんだからっ」
「っ……悪いが、
どんな理由であっても俺だってゆりを譲るつもりはない。
事が全部解決したら、また俺の正直な気持ちをぶつける。
ゆりに、拒まれるかもしれないけど俺はそれでも諦めない。
ゆりの中に俺を好きでいてくれる気持ちがある限り、
_俺は絶対諦めない。」
「……。」
「……。」
お互いの本音を打ち明ける憲吾と宙、二人はお互いの顔を見た
しばらく見た後口角を軽くあげくすりと笑った。
「オレも、憲吾くんから奪い甲斐があるってもんだよ。
事が解決したら、ゆりちゃんのことマジで奪うから……」
「やれるもんなら、やってみろよ。
俺だって遠慮はしないからな……」
「「……(微笑)」」
そんな2人のやり取りをずっと見ていた北斗と樹、
そろそろ会話に混ざっても大丈夫な頃合いだろうと北斗は口を開いた。
「こっちの手続きは終わったよ。
あとは、組織に感づかれない様に動くだけだけど日本警察も同時に動き出している。
俺たちがCIAで、宙くんと三船くんはその協力者であることは感づかれちゃいけない。
……それと樹、」
「ん〜?」
「お前も、気まぐれは起こすなよ?
『やっぱ日本に協力する感じなるからオレ降りる〜』
……とかはなしだからな。」
北斗は微妙に樹のモノマネを入れて樹に忠告した。
「オレそんななの〜?笑
……あ、でも面白い写真は入手してるよ?
つい昨日の!」
「「……?」」
樹以外の3人は首を傾げた。
樹はスマホを操作し……