第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
憲吾がCIAの協力者になるにあたって樹による手続きが始まった。
その間北斗は協力者になるにあたっての注意事項を憲吾に伝えた。
「三船くん、俺たちの存在や君がCIAに手を貸していると言う事実は誰にも言わないで。
もちろん、警視庁にいるお兄さんにもね……」
「あぁ、わかってる……ゆりだって周りに内緒で協力している……
俺以上に、辛いことだと思うから俺は大丈夫だ。
誰にも言いません。」
「うん、三船くんなら大丈夫って信じてるよ……でも問題は宙くんのほう、」
「え、なんっすか急に!」
「君は口が軽いように見えて肝心な内容は言わない。
実にスパイには最適な人材だ。」
「そ、それなら問題ないでしょ!」
「けど……ゆりちゃんはあくまで君を情報源にして日本警察に情報を渡してる。
つまり、君は日本警察にも情報を流してるってことなんだよ……」
「っそれは、そうだけど……でも、オレが教えたのは組織の名前とその場所、
しかも歌舞伎町だってことまで伝えたんですよ?
ここまで教えたら、オレが教える義理ないと思いますけど?
さすがにあとはアイツらで解決してもらわないと……
ゆりちゃんが可哀想でしょ!
オレはちょっとやだけど!」←
北斗は何を懸念しているのか憲吾はまだ読めなかった。
宙もまた自分は何を心配されてるのわからなかった。
「君のことは専属モデルになった時からマネージャーとしてついてるけど
君はゆりちゃんのことになると周りが見えなくなることがある。
仕事面以外でもね……それに、
君は完全に組織と繋がりが切れてるわけじゃない。
精神的にではなく物理的に……」
「っ……?」
(どう言う意味だ?
物理的って、東郷響と実の兄弟だからか?)
「……三船くん、ここからちょっと信じられない話になるけど
宙くんのことについて話していいかい?」
「っ……はい……」
「宙くん、三船くんに君の真実を話してもいいかい?」
「……いいっすよ、別に。
それが特別影響出るわけでもないですし……
ちょっとオレの昔話も挟むけどいい憲吾くん?」
「っあぁ……」
(一体、どんな過去があるって言うんだ……)