第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「っ……なぜ、」
「もちろん、調査対象じゃなくひとりの人間としても非常に興味深いし
隣人として暮らしてく中で情が少なからず芽生えてもおかしくない話だろ?」
「っ……」
「まぁ要は、北斗さんは三船くんのこと気に入ってるってこと!
CIAが味方につくかもしれないこの状況、三船くんはどう出る?」
ずっと黙っていた宙は口を開き憲吾を見た。
「っどう出るって、どういう意味だよ……」
「……三船k_コンコン…っタイミング悪いなアイツ……」
「「……?/おっ」」
北斗が口を開こうとした時、助手席側の窓からコンコンと叩く音が聞こえた。
音のするほうへ目を向けてみると車の外にはひとりの華奢な男がいるようだった。
どうやら北斗の知り合いらしくドアのロックを外した。
そして男は助手席のドアを開き乗り込んできた。
「よぉ北斗、待たせて悪い。
造園師の仕事もなかなか大変でさー笑」
「別に待ってはいないよ……それで、ゆりちゃんの答えはどうだったの?」
「っ!?」
(なぜここでゆりの名前が出るんだ……それにこの男、どこかで……)
「その前に自己紹介させてよ!
って言ってもオレっちとは2回ほどあってるもんなぁ……三船憲吾くん?」
「っお前はあの時の……!」
後ろを振り返る男、
それは以前憲吾が自主練に使っている公園で出会った男・ジュリだった。
「そっ♪
ちなみに……北京での基地でも会ってるんだけど覚えてる?」
「っ……あぁ、ゆりたちのアンドロイドを連れてた奴だろ……
公園であった時、微妙に違和感があったんだ……
どこかで見たことあるような気がして……」
「おっしゃる通り、オレは組織で内部調査している
CIA・特殊班所属の田中樹。改めてよろしくね三船くん、」
樹も北斗同様に手帳を憲吾に見せた。そして手帳をしまい樹は顔を戻した。
「っ……おい、さっきの言葉なんだ……ゆりの答えはって……」
「ああそれ?それは北斗にも報告するからその話まず聞いてて?」
「っ……」
(一体、何がどうなってる……でもコイツはゆりと北京で接触しててもおかしくない。
もしかして、あの東郷以外にもコイツと接触してて……)
憲吾は前の2人の話を宙と共に聞くことにした。