第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「とりあえず車乗って?」
「……。」
憲吾は完全に警戒を緩めず宙が乗ってきたであろうマネージャーの車に乗り込んだ。
後部座席に座ると宙もその隣に座った。
「よし……これで組織側の余計な邪魔は入らない。
それに三船くんの監視については、とある人が手引きしてさらに緩めてくれたからね。」
「っ……?」
(とある人……?)
憲吾がイマイチ話の流れを掴めないでいると
運転席に乗ってるマネージャーがこちらに振り返った。
そして憲吾はその人物に驚きを隠せなかった。
「初めまして。いや、こんにちはだね三船くん。」
「っ貴方は……!」
(なぜこの人が……まさか、コイツのマネージャーって……)
「三船くん凄い驚きよう笑
まあでも無理ないよね、北斗さんは三船くんの隣人でもあるんだからさ。」
「っ……」
まさかの宙のマネージャーというのは憲吾の隣部屋に住む北斗のことだった。
憲吾はすっかり言葉を失い北斗を見た。
「驚かせてごめんね三船くん、改めて自己紹介をするよ。
俺はAnnie事務所のマネジメント部に所属している松村北斗、
今は宙くんの専門マネージャーを務めているよ。」
「っ……お仕事、マネージャーだったんですね……」
(山田さんと同種の仕事ついてたなんて意外だな……)
「……けど、それは表向きの肩書きなんだ。」
「ぇ……?」
(表向き……?もしかして、何か裏の顔があるってことか?
それなら、松村さんも組織の人間ということか……?)
「三船くん、北斗さんは三船くんが思ってる危険人物じゃないよ。
だって北斗さんは……」
「っ……」
「アメリカのCIAに所属している、今の国籍はもちろんアメリカだ。」
「っアメリカ……CIA……」
(なんでCIAがコイツと……)
北斗は胸ポケットから
CIAに属しているという証拠を示す手帳を取り出し憲吾に見せた。
「驚いたっしょ?
オレも最初はビックリしたよ……日本に来て早々オレが組織と関わりあるってことを
見抜いて接触してきたんだから北斗さん、」
「奴らの組織は、アメリカにも支障きたさないという確証はないからね。
日本警察や政府には内密で、アメリカで捜査している。」
「っ……」