第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
質問を続ける陸、
「ファン以外だと誰?
キスマイの藤ヶ谷以外にも色々いるんじゃねぇか?」
「っさぁ……芸能周りのことは何も……印象深いのは、
やっぱりキスマイですかね……」
「だよなー笑
……てか、あまり嫉妬とかしないの?
ゆりの歓声とか凄いじゃん。」
「いや、ファンの人に嫉妬とかはありません……そもそもそういう仕事ですし、
それくらいで嫉妬してたら器小さいというか……やってられないと思います。」
「「……だってよ藤ヶ谷先生、」」←
((嫉妬しまくりだった先生と大違いだわ。))
陸と和真は太輔を見ながら同時に言った。
「きゅ、急に俺に話振るなよ……」
(俺が器小さいみたいに思われるじゃねぇか……)←
「でも逆にキスマイ藤ヶ谷とかには嫉妬したことあるってことか?」
陸は太輔を無視し話を続けた。
「っ……それは……別に言うほど……」
「「思いっきりしてたよ(ぞ)、嫉妬。」」←
思わず言葉を詰まらす憲吾に容赦なく双子は同時に晒した。
「っ……」
(こう言う話だけしやがって……)←
「……やっぱり母と娘、似たような人好きになるんだな笑
でも当時の先生よりは大人って感じするよな三船くん、」←
「あぁ、もし逆だったらコイツ色々と耐えられねぇだろ。」←
「陸に九条、今日は随分とイジるっていうか突っかかってくるな……」
「そりゃあ比較したくなりますもん笑
……てか三船くんがゆりの彼氏でホントよかったんじゃない?
正直、三船くん以上にゆりに釣り合う彼氏っていないかも……」
陸は先程までの揶揄うような無邪気な目ではなく優しい眼差しで憲吾を見た。
「っ……」
「ま、コイツが彼氏って認めてる時点でそうなんだろ。
キスマイの時はめっちゃ嫌がってたからな。」
和真も陸に同意するように言葉にした。
「っ……」
(俺しか……俺しか釣り合わないって本気で言ってんのかこの人たちは……
ゆりが一番苦しい時に、何もできてない俺が……)
憲吾は嬉しい反面辛い気持ちのほうが大きかった……
自分はゆりの彼氏だと言っていいのかと……。
そんな憲吾の心情を察したのか、圭吾が会話の中に入った。
「ゆりちゃんを昔から知ってる方たちから
憲吾のこと、そんなふう認めてくれてすごく嬉しいです。」