第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「荒木先生!あの人知り合いっすか?
なんか顔そっくりじゃないっすか!?」
「えっと……ゆりの、藤ヶ谷ゆりのお父さんです。
僕が就任した時家庭訪問もさせてもらって……」
(このタイミングでゆりのお父さんと鉢合わせるなんてな……
もし組織の奴なら、藤ヶ谷さんにも目をつける可能性が……)
剛太は太輔までが組織に目をつけられないか不安に陥った。
「ゆりちゃんのお父さんとかマジっすか!?
わっか……一体何歳なの……」
聖は目をパチパチさせながら太輔に目を向けた。
それに気づいた太輔は思わず聖のほうへ体を向けた。
「えっと、なんでしょうか……汗」
「藤ヶ谷さんでしたっけ?
藤ヶ谷さんって何歳なんっすか?
ゆりちゃんのお父さんって聞いたんですけどめっちゃ若くないですか!?」
「えっと……一応43、です……えっと、貴方は荒木先生の同僚さんですか?」
「まだ正式な所属じゃないですけど
明日から造園師として働かせてもらう田澤聖ってもんです!
てか43歳!?全然見えないんですけど!?」
聖は元気に太輔たちに自己紹介、思わずその場にいた太輔の同僚2人も会釈をした。
「えっと……なんかすみません(苦笑)」
剛太は思わず太輔たちに謝る。
「いえお気になさらず……
荒木先生に負けず、元気な方ですね……」←
「ははははは……苦笑」
(田澤さんがアイツとそっくりじゃなかったら、
俺ももっとはっちゃけられるんだけどなぁ……)←
そんな話をしているうちに剛太たちの元には
全員分のビールとおつまみなどが運ばれてきた。
その後はそれぞれお酒や食事を楽しんだ。
太輔side
今日の仕事を無事終えた俺たち、
俺は陸と九条の2人と共に陸行きつけの居酒屋で飲むことになった。(百合に連絡済み)
だがその居酒屋で偶然にも俺は荒木先生と鉢合わせた。
どうやら荒木先生も同僚の先生方と飲みに来てたらしい。
荒木先生が同じ場にいたことにもちろん驚いたが
それ以上に田澤聖さんという男が実に印象的だった。
彼は教師ではなく造園師として雇われるみたいだが生憎とそんな雰囲気はなかった。
でも荒木先生以上に明るい人物だという印象もかなりでかい……。
「ゆりの学校もなかなか癖つよ……」
「はは……苦笑」