第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「ありがとな、ゆり……(微笑)」
「……(微笑)」
ゆりに笑みを見せる剛太、ゆりもそれを返すように笑みを見せた。
「担任の先生が、本当に荒木先生でよかったです(微笑)
荒木先生が担任の先生で、仮面ティーチャーで本当に良かったと思います。
そうでなかったら、私もここまで普通にしてるなんてこと……
できなかったと思います……。」
「ゆり……」
「……これからも、頼りにしていいですか?」
「あぁ……沢山、頼ってくれよ?
俺はずっとゆりの味方だ。何かあったら、すぐ頼ってほしい……
絶対、ゆりを守ってやるから……。」
「っ……」
剛太の真っ直ぐな言葉に思わず息を呑むゆり、
同時に憲吾が自身に向けてくれた真っ直ぐな思いと似てるとも思った……。
「だから……必要以上に自分を追い込むなよ?」_ポンッ
「っ先生……」
剛太はゆりの両肩をポンっと叩いた。
「今は、三船や他の人たちに言いたいこと言えないと思うけど……
辛くなったら、すぐ俺のこと頼ってほしい……どれくらい、
ゆりの為にできるかはわからないけど
俺は俺にできる精いっぱいのことをするから……」
「っ……ありがとう、ございます先生……それじゃ、そろそろ帰りますね?
遅くなるとキラちゃんに心配かけちゃいますから……」
「あぁ、足止めして悪かった……気をつけて帰れよ?」
「はい(微笑)」
ゆりと剛太は図書室の前で別れゆりは下校、
剛太は職員室に戻った。
職員室へ戻ると教頭先生が若い男と何かを話していた。
そしてその周りにも何人か先生が集まっていた。
「……?」
(誰だろ……新任の先生かな……)
剛太に気づいた教頭は剛太にも声をかけた。
「荒木先生!
荒木先生もいいところに!ぜひこちらに来てくださいっ」
「は、はい!」
教頭に呼ばれ慌てて移動する剛太。
教頭の元にいる若い男はかなり華奢な印象を与えるのと同時に
剛太は驚きを隠せなかった。
「荒木先生、彼は明日から美園鈴学園で造園師として働いてくださる田澤 聖コウキ さんです。」
「っ!?」