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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


_美園鈴学園中等部・図書室


ゆりと剛太はいつもの如く秘密の場所で話をしていた。


「ゆり、突然呼び出して悪いな……やっぱり、
あれからどうなってるか気になってさ……」

「いえ、私は大丈夫です。
宙さんとは新番組で共演しますから情報も取りやすいと思います。」

「っ……俺、何もできなくて本当にごめん……
生徒の力になりたいって日頃から思ってんのに、
ゆりに何もしてやれなくて……」

「先生は、日頃から私たちのこと大事にしてくれてる……ちゃんとわかってますよ?
それに、荒木先生とこうして話せるの私は凄く助かってます。
憲吾もそうだけど、涼介さんたちに話せないことをこうして話せてるんですから……」

「っゆり……」


剛太はゆりのその言葉が嬉しくも悲しくもあった。
自分はただゆりから組織の情報をもらって
それを翔に伝えることしかできないのか、もっと自分にできることはないのかと……


「……先生、あまり自分を追い詰めないでくださいね?
先生は生徒に直接危害が及ぶ時に駆けつける仮面ティーチャー……
荒木先生の役目は、もう少し先ってことで納得しません?」

「っ……そうだな(苦笑)
まさか、生徒のゆりにそんな当たり前のこと教えられるなんて俺もまだまだなー笑

まだ全然、ゆりのお父さんみたいな立派な先生になれそうにねぇや……」


剛太は顔をあげ天井を見上げながら呟いた。
ゆりから見える剛太のその横顔は悲しげだった……。
ゆりは少しの間を空けてから剛太に言葉を投げかけた。


「……荒木先生、荒木先生は……私にとって一番の先生ですよ?」

「っ……!」


剛太は思わずその言葉に目を大きく見開いた。


「もちろん、父も立派な先生だと思います。
他の人の話聞いたり、実際父の授業を受けてそれはわかります……でも、

私にとって一番身近で、頼れる先生って荒木先生だけなんです。」


「っ……ゆり……」

「荒木先生は、十分立派な先生ですよ?」

「っ……」


剛太はゆりに顔を戻し……


「ありがとな、ゆり……(微笑)」


ゆりに優しい笑みを見せた……。
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