第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
_翌日
ゆりは午前の仕事を一通り済ませ
いつものごとく学校まで涼介に送ってもらった。
「じゃあゆりちゃん、お仕事お疲れ様。
番組の打ち合わせは明後日だからよろしくね。」
「はい、ありがとうございます。
それじゃキラちゃん、今日も帰りはいつもと同じくらいだから。」
『……わかった、いってらっしゃい。』
「いってきます。」
こうしてゆりは裏門から教室へ向かっていった。
ゆりを見送り涼介は車を出した。
『……涼介さん、昨日やゆりのことで聞きたいことあるんですけどいいですか?』
「……キラちゃんなら、何となくそうなる気はしてたよ。
じゃあ一旦事務所の会議室に行こっか、
そっちのほうが誰かに聞かれるってこともないし。」
『はい、』
(一体、昨日は何が……)
こうして2人は事務所の小さい会議室を借りお互い向かい合わせる形で座った。
_会議室
「俺もできるだけキラちゃんとは情報共有したいけど、
色々あり過ぎて何から話せばいいのか……汗
とりあえず、キラちゃんが聞きたいこと聞かせてくれる?」
『はい。まず、ゆりがモデルーキーに出る理由です。
東郷宙がゆりを襲った背景があるにも関わらずゆりを出させる理由です。
モデルーキーの話が出たは割と最近のことですよね?
ゆりからも聞きました、Annieの片桐社長がゆりの推薦もしていたって……
片桐社長がその一件を知っていたならゆりを推薦するとは考えられませんから。』
「キラちゃんの言うとおりだよ。
モデルーキーの話がうちの事務所に来たのはゆりちゃんが襲われていたあの日、
社長にそのことを報告するつもりで事務所に来たんだけど
偶然にも片桐社長が会談に来ていてね……」
『……やっぱり、ゆりを推薦したのはお母さんがかつて出ていて
娘のゆりも出させたいって思ったからですか?』
涼介は少しの間を開けてからキラの問いに答えた。
「……いや、
ゆりちゃんを推薦していたのは宙くんだよ。」