第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「……汗」
(相変わらずだな2人とも……それにしても、宙さん以外に誰出るんだろ……)
苦笑いを浮かべつつゆりは作業をしながら2人の会話を聞いた。
『えーっと、出演者は……はああああっ!?』
_ビクッ!『急に大声上げて何!?』
キラは出演者一覧を見るなり声を荒げた。
その声にビックリするユウ、ユウは何事かと画面を覗き込んだ。
『っ何で一番最初に東郷宙の名前があるわけ!?
事務所何考えてんの!?馬鹿じゃないの!?』←
特に今日の事務所内でのやりとりを知らないキラ、
なぜゆりを襲った宙が一緒に共演するのか全く理解ができなかった。
『っ……ちょっとゆり!!』
「何?キラちゃん、」
そしてキラは思わずゆりのほうに体を向けた。
『東郷宙と番組で共演……するみたいな話だけど知ってた?
あんな事が最近あって、涼介さんや社長が許可するとは思えないんだけど……』
「あー……私のほうから元々お願いしてたから……
ママと同じ番組に出たいからって……」
『っでも共演者はあの東郷宙よ!?
ゆりに必要以上に絡んで襲ってくる奴よ!?
……コイツが出ないならまだわかるけど、なんで……』
「元々、Annieの片桐社長が宙さんを出させて出演させたいって事が始まりだからね……
私のことも、元々推薦してくれてたみたいだし。」
『っなら、普通断るでしょ事務所の立場なら……
ゆりだってわかってるはずじゃん……』
「……私、
宙さんのこと好きだよ?」
『『……はああああっ!?』』
ゆりの口から突然出た『宙が好き』と言う言葉、
キラとユウはしばらくの間を開けてから大声で叫んだ。
「……憲吾と別れたのも、宙さんに気ができたから。
ママと同じ番組に、好きな人と出れるなんて一石二鳥じゃん。
それに、私はあの時のこと根にも何も思ってないから……」
『『っ……』』
今ゆりから出ている言葉は本当にゆりの言葉なのかと
信じられないキラとユウ、2人は言葉を失い絶句しながらゆりを見た……。