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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


「っ……」

『ゆりちゃんってさー、本当に魅力的な子じゃん?
だからキスマイの藤ヶ谷だってあんなに絡んでるわけだし?
ぶっちゃけ、大抵の男はゆりちゃんのこと好きになっちゃうでしょ。
好きな女の子としてはもちろん1人の人間としてもさ、』

「っ……」
(確かに、コイツの言うとおりだ……ゆりは、
俺には勿体ないレベルじゃ済まないくらいに遠い存在……そのはずだったんだ。
俺とゆりがあの時出会わなければ俺らはここまで……)

『……オレだって、少なくとも藤ヶ谷くんと同じかそれ以上の気持ちは持ってるつもり。』

「っ!?」


宙の発言にまた言葉を言い返せない憲吾、
ゆりに向ける宙の感情は本気なのかと思ってしまった……。


『だからオレはこのチャンスをモノにするつもりだよ?
君や藤ヶ谷くんよりずっと近いところにいる訳だしゆりちゃんだって、
仮でも彼女なわけだs「ゆりはお前のことを好きにならないっ!」ぅわっ!?
三船くんってそんな大きい声出せたの!?』


電話越しからは驚く宙の声が聞こえた。
憲吾自身も自分がここまで声を荒げるとは全く知らなかった。
だがそれほど、自身にとってゆりは大切な存在であると改めて認識した……。


「っ……ゆりがお前のとこにいるのはあくまでお前ら組織を潰す為だろ……
ゆりは絶対、お前らのところになんて行かない……」
(そうだ……ゆりがコイツの、アイツのところに行くはずなんてない。
アイツは、東郷は北京で散々ゆりを傷つけた。
それが日本に帰ってきても続いているならゆりはどんなに……)

『だからゆりちゃんは自分の元に戻ってくる、そう信じてるの?』

「っ……あぁ……」
(いつかきっと、ゆりは本当のことを話してくれるはずだ……
それが数ヶ月後なのか何年後なのかはわからないが、
組織のことが解決すればゆりはまた前みたいに……)


憲吾はゆりがいつか必ず、真実を話してくれると信じていた。
その真実が語られた時、自分達の時間はまた未来に向かって進み始めるのだと……
だがその願いは、次の宙の言葉にかき消された……。



























『ホント、呑気だね。』
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