第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
夕食も済ませた憲吾は
メモに書かれている電話番号に電話をかけてみることにした。
「っ……アイツ、本当に出るんだよな……まず、」
(ゆりを守りたいなら大人しくしてろ……この言葉の意味を知りたい……)
憲吾は深呼吸をするとメモに書かれた番号をスマホに入力していった。
そして耳元にスマホを持っていき宙が出るのを待った。
_プルルルル…プルルルル…_ピッ
『もしもし?三船くん?』
「っ!」
2コールほどで電話に出る宙、どうやら本物の番号のようだった。
憲吾は一瞬固まったが宙の問いに応えた。
「っあぁ……東郷宙の番号で間違いないんだな……」
『わざわざあんな事してまで嘘の連絡先渡すわけないじゃん笑
……でも、本当に電話してくれるなんてね……』
「っ……お前、なんであんな余所余所しく連絡先を渡したんだ?
やっぱりお前は……あの組織の東郷って奴と関係あるんじゃねぇのか……
だからゆりに近づいて……」
『もしそうだって言ったら、どうすんの?
警察にオレのこと売るの?
そんなことしても、オレと組織の接点は見つからないと思うよ。
』
「っ……」
まるで宙は自分も組織に関わりがあるような言い振りを見せた。
なぜそんな余裕があるのか憲吾には理解できなかったが
やはり組織のほうが一枚上手だということを
思い知らされているような気がした……。
『にしてもさ、君も随分厄介な連中に目をつけられたもんだよねぇ……
ゆりちゃんと関わったばっかりにさ、』
「っやっぱりゆりは、組織と繋がりがあるってことか……
それに俺に目をつけてるって……」
『そりゃ目付けられるでしょ……ゆりちゃんの彼氏な時点でさ……
だからこうして忠告してやったんだよ。
連絡先をあんな面倒な手で渡したのも万が一の為……
逆にオレが目つけられたらたまったもんじゃないし、』
「っ……あっさりと組織と関わりがあるって認めんだな……
お前、何を企んでるんだよ……」
『……』