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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


「っ北京の時……ゆりの苦しみや悲しみを
少しでも取り除けたことがすげぇ嬉しかった……
あの時櫻井さんが言ってくれたように、ゆりの心を救えていたことが……」

「あぁ……本当に君がいてくれてよかった。
心の底から思うよ……君がいなければ、
ゆりもあそこまで復活することはなかっただろうからね……」

「けど…っ…今は逆にゆりを苦しめていて……!
ゆりの負担になっているのが辛くて……!」

「三船くん……」

「っ……」


瑛二はただ憲吾の背中をさすった。
それに憲吾は涙を流しながら俯いた……。


「っゆりに本当の気持ちを伝えられなくて辛い……でも、
そうしたらまたゆりを苦しめる……」

「今が踏ん張り時……と思うしかないのかもしれないな……
三船くん、今は辛いと思うが……」

「っ……はい、俺はゆりを信じるって決めた……
これまでの行動や言葉にはゆりなりの理由があるんだって……
だから今は……」

「……あぁ、そうだな。
俺もゆりを信じると決めた……東郷くんにどんな目的があり
ゆりも何を考えているのか、俺にも全く予測が立たない……
ただ強いて言うなら……」

「……何かしら組織との繋がりがある……そうでなきゃ、
ゆりがあんなこと言うはずないんだ……」
(恐らく……いや、アイツと組織は繋がってる……
でなきゃ最後にあんな意味深な行動はしない……)


憲吾は先ほど宙から受け取ったものを握りしめた。
宙がわざわざ人目がつかないよう渡してきたのには大きな意味があるはずだと考えた。
もしこの場で瑛二にそれを伝えたら意味ないものになってしまうのではないかと
直感的に感じあれきりずっと手のひらに忍ばせていたのだ。
知らせるのは中身を確認してからでも遅くないと……。


「ゆりが変わり始めたのも、東郷くんと関わった時からだったからな……
本当に彼が組織と関わっているなら彼がゆりに意図的に近づくのも頷ける……。
だが、櫻井さん達がそれを放置するなんてこと……」

「奴らはかなりのやり手です。櫻井さんも前に言っていました……
簡単にケリをつけられるような相手じゃないって……」

「……。」


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