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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


再び車に乗り込むゆり、
そして車は憲吾の待つSymphony事務所へ向かった。


「……社長は、
私が番組に出ること認めてくれてるわけじゃないんですよね?」

「っ……うん、反対の意見が強いと思うよ。
片桐社長だって、それは得策じゃないってわかってるんだからね……」

「っでも……!
私は番組に出たい……ママが見てた光景を、
同じ光景を私は見てみたい……」

「……でもねゆりちゃん、
出演者は当然ママが出てた時とメンバーと同じじゃないんだよ?
詩音さんも颯太さんも表舞台からは引退、
陽向ヒュウガくんや雪乃ちゃんだってモデルとしては引退してるし……
司会だって現時点では中居さんの予定はないし……
全く別の番組になる可能性のほうが高いんだよ?」


涼介は車を運転しながらどうにか
ゆりを説得できないかと奮闘した。だがゆりの意志は
固いようでゆりは「出る」との一点張りだった。


「でも、復活ってことは昔と同じコーナーも
やったりするってことですよね?
録画してた番組見て、私もやってみたいなって思ったんですよね……
だから、番組が復活するって聞いて凄く嬉しいですし
私も出てみたいって思いました。
……だからお願いです涼介さん、
涼介さんも一緒にお願いしてくれませんか?
番組に出させて欲しいって……」

「っ……ゆりちゃんの気持ちは尊重したいよ……でも、
マネージャーとして宙くんと共演させるなんてこと俺には……」

「っ……」


ゆりはとうとう顔を俯かせてしまった。
涼介が味方についてくれなければ自身が番組に出演することは
難しいことだと……。


「……ごめんゆりちゃん、社長も同じことを言うと思うよ。
だから……っ……諦めてほしい……」

「っ……」


こうして車は事務所に着いた。


「っ……何言っても駄目なら、なんで事務所になんか……」

「……面と向かって言ったほうが、
ゆりちゃんの諦めもつくと思うからね……」

「っ……」
(涼介さんはそこまでして……)


ゆりは重い足取りのまま車を降りた。
そして同時刻、ある人物も姿を現した。


「ったく……樹さんも急なんだから……」


その人物はゆり達の様子を後ろから伺うと
2人と同じ方へと歩み出した。
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