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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★



>>side:Jun

かずが、話してるのを隣で
くっついて聞いてた。

かずの唇は震えてて…
目は真っ赤っかで…
でも、手はしっかり俺の手を
握り返してくれてた…。


和「酔ってたと、思うんだけど…気付いたら、顔が、目の前に、あって…、

キス、された…。それで…そのまま…流されちゃって…、」


翔「…は?流されちゃってってなに…何流されてんだよ!!」
智「しょう!!」

和「ごめっ、…はぁ…、ごめん…ぅう…」
潤「かず…」
和「…ふぅ、ぅ…」


翔が先を想像して怒鳴った。
でも、怒りより、悲しそうな顔で…
智がぎゅって抱きしめてた…。


和「さすがに、…逃げようとしたっ…でも、…」


かずがぎゅっと口を詰むんだ。
声にしようとすると、
喉が詰まっちゃって…俯いた…。

潤「…かず、…大丈夫…」
和「じゅ、…ふぅぅ…はぁっ…おれっ…おれのせぃで…はぁっ、…」

息があがってきたかずの背中を
必死で摩った。
何か、言おうとしてる…
きっと、俺も知らないことだ…。

雅「かず…」

涙が止まらなくなったかずの横に
雅紀が移動してきて、
俺の反対側からかずを支えた。
向かい側では智と翔が
心配そうに身を寄せあってこっちを見てた。

広いリビングで、狭い空間に
5人でぎゅっと集まって、
俺らはかずの言葉を待った。


和「…ごめん、なさぃ……俺の、せぃで…」
潤「…かずは悪くないよ、大丈夫だから…」
雅「そうだよ、大丈夫…」
智「かず…」
翔「……なに、が…あったの…?」

かずは、翔の優しい声に反応して、
大きく息を吸って、声を出した。

和「…すぅ…はぁ…っ、…あ、ぁらしって、…なんくみ、かっぷる…いるの、って……ハァ、ハァ、…はぁっ、はぁ…」

潤「かずっ…」
雅「…水持ってくるっ…」
智「かず…!大丈夫!大丈夫だよ…」
翔「かず…っ!」

必死で発したかずの言葉に
俺らは目を見開いた。

かずはもう過呼吸になってて…
みんなで背中を摩って
翔は正面から、両側から俺と智が、
水を取りに行ってくれた雅紀は
後ろから…4人でかずを抱きしめた。


バレて…脅された…?

かずは…1人で耐えてたの…?

なんで言ってくれなかったの…?

かず…俺ら4人もいるのに…!
なんで1人で抱え込んじゃうんだよ…!

そういうところは…
全然好きじゃないよ…っ…



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